SAS Institute Japanは、顧客分析/マーケティング・ソリューション製品群「SAS Customer Intelligence」の最新版を提供開始した。
SAS Institute Japanは6月18日、顧客分析/マーケティングソリューション製品群「SAS Customer Intelligence」の最新版を国内で提供開始した。従来、個別の製品として提供してきた4種類のマーケティングアナリティクス製品を単一のプラットフォームに統合して提供する。オンラインにおける顧客行動をリアルタイムに分析し、個々の顧客に合わせた施策をダイナミックに実施することも可能となった。
最新版は、マーケティング業務を高度化するため、(1)オンラインとオフラインの融合、(2)統合マーケティングプラットフォーム、(3)新世代のSAS標準ユーザーインタフェースという新機能を追加した。同製品によって、マーケティング担当者はアドバンスドアナリティクスがより身近に活用できるようになり、マーケティングの投資対効果(ROI)を明確に示すことが可能になるとしている。
最新版の特徴は、マーケティングアナリティクス製品「SAS Marketing Automation」、「SAS Marketing Optimization」、「SAS Real-Time Decision Manager」、「SAS Digital Marketing」を、Webベースの単一プラットフォームへと統合した。これにより、オンラインおよびオフラインにまたがる多様なチャネルの顧客情報を一元的かつシームレスに扱える。マーケティング担当者は、ユーザビリティに優れた単一のインタフェース上でキャンペーンの立案、作成、実行を行い、シナリオを最適化しつつリアルタイムに顧客とコミュニケーションを図ることができるという。
さらに、オンラインにおけるユーザー行動をリアルタイムに取得し、個々の顧客行動に基づいたダイナミックな対応を実現する新製品「SAS Adaptive Customer Experience」を追加。これにより、顧客の行動履歴を分析して、パーソナライズされたWebページを表示させたり、顧客に関連性の高いオファーを提案したりすることが可能となるという。
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