大画面のタブレットPCを小中学校に300台導入 墨田区教育委員会導入事例

東京都の墨田区教育委員会は、Windows 8を搭載したNECの12.5型タブレットPC「VersaPro タイプVZ」を区内の小中学校に300台導入した。

» 2013年09月05日 14時52分 公開
[ITmedia]

 東京都墨田区教育委員会は、Windows 8を搭載するNECのタッチ操作対応の12.5型タブレットPC「VersaPro タイプVZ」を300台導入した。NECが9月5日に発表した。同区教育委は2013年4月に、今回のタブレットPCを区内の小中学校36校のうち7校に配布。各学校で随時利用してきた。教員向けのICT利用研修も経て授業での本格的な利用を開始する。

 今回の導入は、各校のPC教室に設置しているPCの更新に伴うもの。2014年4月のWindows XPのサポート終了も視野に、同区教育委は最新機種の導入を検討し、PC教室から普通教室に持ち出すことができる利便性を考慮して、タブレット型端末に注目していた。

利用イメージ

 導入するタブレット端末は、複数の生徒が見やすい大画面であること、持ち歩くことができる軽さであることを重視していた。さらに、区内全校に導入済みの校内業務システムなど親和性が高いことや、セキュリティ確保の観点からWindows OSであること、PC操作実習や普通教室の電子黒板、プロジェクタなどと接続できる拡張性を持つとこと、利用シーンに応じた手書き入力ができることも要件としていた。これらの全ての要件を満たすタブレット端末がVersaPro タイプVZだった。

 今回の施策は、政府が目標に掲げている「2010年代中に全国の小・中学校で児童・生徒1人1台の情報端末整備」を見据え、PC教室から普通教室に移動してもPCを利用できる環境作りに取り組んでいることの一環だという。

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