アプリ基盤をAWSからWindows Azureへ移行 マインドパレット導入事例

マインドパレットは、写真共有アプリ「Snapeee」のプラットフォームをAWSからWindows Azureへ移行した。

» 2013年09月27日 17時49分 公開
[ITmedia]

 アプリ開発企業のマインドパレットは、同社が提供するスマートフォン用の写真共有アプリケーション「Snapeee」(スナッピー)のプラットフォームをAmazon Web Services(AWS)からWindows Azureに移行した。日本マイクロソフトが9月27日、発表した。

 Snapeeeは、2011年5月にリリースされ、日本を中心にアジア各国で約500万人のアクティブユーザーを獲得。企業とのコラボレーション企画なども展開しているという。現在は、より大きなサービスへと発展させる段階に達したといい、ユーザーの増加に伴う運用コスト増大の課題、効率管理や充実したサポート環境の必要性から、プラットフォームをWindows Azureへ移行させた。

 マインドパレットではWindows AzureをIaaSサービス上にLinux環境を構築し、7月に移行を終えた。特にデータベースは、SimpleDBとDynamoDBに代わるKVS(Key-Value Store)として、トランザクション課金型のAzureテーブルを活用し、さらにMySQLの代わりに、容量課金となるSQLデータベースを採用している。これらの変更により、データベース利用に関するランニングコストを20%近く抑えることができたという。

 マインドパレットの取締役副社長兼COO/CTOの神尾隆昌氏は、導入効果について「コストが下がっても、パフォーマンスに遜色はなく、決済も円建てであり、為替相場の変動に左右されないのも経営的にありがたい」とコメントしている。

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