デル・ソフト、ソフトとアプライアンスの統合による高速バックアップソリューションをリリース

デル・ソフトウェアは、企業向けデータ保護ソリューション「NetVault Backup」をディスクバックアップアプライアンス「Dell DR4100」と統合して新たに提供する。

» 2013年11月07日 16時40分 公開
[ITmedia]

 デル・ソフトウェアは11月7日、企業向けデータ保護ソリューション「NetVault Backup」に、重複排除や圧縮機能を搭載するディスクバックアップアプライアンス「Dell DR4100」を完全統合し、最新バージョン「NetVault Backup 9.2」としてリリースすることを発表した。

 NetVault Backupは、「DR4100 Rapid Data Access(RDA)」という技術を活用することで、DR4100との深いレベルでの統合と自動化を実現したという。NetVault Backupが全てのバックアップタスクをエンド・ツー・エンドで制御し、ストレージ管理に関するコントロールをDell DR4100アプライアンス側に持たせている。この統合化でユーザー企業は、ネットワークトラフィックを最小限に抑えると同時にバックアップ時間を短縮させ、ストレージ容量を最大限に節約できるという。また複雑な物理環境と仮想環境で動作するさまざまなOSとアプリケーションにおいて重要なデータを保護できる。

 今回のソリューションを使ったバックアップ速度に関するテスト結果では、複数の同時ストリームで、1時間あたり7.5テラバイトのインジェクション率(データ取り込み率)が実証されたという。また、DR4100の重複排除と圧縮技術を利用することで、バックアップ元でデータの重複排除を直接行うことができるようになった。さらに重複排除機能を活用することで、ストレージの設置面積も最大91%削減できることがテスト結果から証明されたという。

 Backupコンソールから直接DR4100アプライアンス間で、データを重複排除したままレプリケーションを行えるようになり、さまざまなシナリオの災害復旧や遠隔オフィスバックアップに対応する。さらに、複数のDR4100アプライアンスから一つの場所にバックアップデータを複製し、まとめられたデータをテープにアーカイブすることで、テープストレージの管理負担を軽減できるようになるという。

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