加賀電子、社内コミュニケーション基盤を刷新 固定電話2割削減、富士通システムで構築ユーザー企業導入事例

外出先で内線受け、スマホでも──。加賀電子が新本社移転を機に、新コミュニケーション基盤を構築。社員が最適なコミュニケーション手段を選択できる環境を整えた。システム構築は富士通が担った。

» 2014年10月20日 19時27分 公開
[ITmedia]

 加賀電子は2014年3月の新本社移転を機に、ワークスタイルの改革を目的とした新コミュニケーション基盤を構築。国内14拠点で稼働を開始した。Web電話帳から在席、外出、打合中など相手のプレゼンスを確認し、最適なコミュニケーション手段を選択できる。システム構築は富士通が担った。

 加賀電子が導入した新コミュニケーション基盤は、現時点最適な社員コミュニケーション手段を社員へ提供する「ワークスタイル変革」を前提に構築。外出先でも内線番号で連絡できる手段を確保したほか、社内にかかってきた外線着信を、社外の担当者へ転送する設定なども容易にする。こうした刷新により、電話取次業務の手間を減らし、業務のさらなる効率化を図る考え。

 同基盤は、携帯電話やスマートフォンを外線電話と内線電話の代わりにでき、業務形態に合わせて適切に配置できるのがポイントとする。加賀電子は、社外での活動が主である営業担当者へモバイル機器を貸与し、固定電話は内勤者に限定。これにより、固定電話機を従来比約20%削減の約900台に集約し、運用コストの削減を実現できた。今後、国内のみならず海外拠点のコミュニケーション基盤も統合していく方針とする。

photo プレゼンスの導入効果例

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