インタビュー
» 2018年04月02日 08時00分 公開

MAツール「List Finder」の基盤がAzureに全面移行 AWSから乗り換えた理由とは? (2/2)

[池田憲弘,ITmedia]
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サーバレスアーキテクチャとコンテナを導入

 新システムへの更改で大きく変わるのは「サーバレスアーキテクチャの導入」と「コンテナの導入」だ。前者は「Azure Functions」を取り入れて運用負荷の軽減を狙い、後者は「Web App for Containers」によって、迅速なデプロイを目指す。さらに一般公開前ではあるものの、数秒でのスケーリングに対応する「Azure Database for PostgreSQL」も導入。アクセス急増に伴うスケールアウトを、3秒程度で行えるようになったという。

 「AWSを使っていたころは、アラート後に手動でスケーリングを行っても、対応が終わるころには既にアクセスのピークが過ぎていた……といったケースも少なくありませんでした。その点、新システムでは自動でスケールアウトするため、運用負荷が軽減できると考えてます。コンテナの導入でリソースをうまく使い回せるという期待もありますね。

 実際にAzureを使ってみると、キュー(queue)の処理がAWSよりも早かったり、データベースも一回り小さくて済んだりといったメリットがありました。細かいのですが、Blob(Binary Large Object)をWindowsのエクスプローラのように扱えるといった点もよかったです」(矢ヶ崎さん)

photo 新システムのシステム構成図

 List FinderのAzure移行は2018年3月末をめどに始める予定で、移行期間は約1カ月を想定しているという。今後は機械学習など、PaaSのさまざまな機能を取り入れることも視野に入れているそうだ。

 「最近では、有望な見込み客を抽出するためにスコアリング機能を実装するなど、MAツールにも高度な自動化や機械学習を取り入れようというトレンドがあります。他にも、法人向けのマーケティングで使う動画コンテンツで、視聴のトラッキングや多言語対応を行う際に、AzureのAPIを利用できるでしょう」(矢ヶ崎さん)

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