世界スマスピ&スマートディスプレイ出荷調査、GoogleがAmazonとの差を縮める

Strategy Analyticsによると、2018年10〜12月に世界で出荷されたスマートスピーカーおよびスマートディスプレイは3850万台で、2017年通年より多かった。Google Home Miniが好調のGoogleが首位のAmazonとの差を前期より4ポイント縮めた。

» 2019年02月20日 11時17分 公開
[佐藤由紀子ITmedia]

 米調査会社Strategy Analyticsは2月19日(現地時間)、2018年10〜12月期の世界でのスマートスピーカーおよびスマートディスプレイのメーカー別出荷に関する調査結果を発表した。ホリデーシーズンを含む同四半期の総出荷台数は前年同期比92%増(約2倍)の3850万台だった。2017年通年の総出荷台数である3090万台を大きく上回った。2018年通年の総出荷台数は8620万台だった。

 メーカー別トップ6位は前期と同じで米Amazon、米Google、中国Alibaba、中国Baidu、中国Xiaomi、米Apple。

 Appleの「HomePod」の出荷台数は45%増加したが、シェアは4.1ポイント減った。

 AmazonとGoogleはそれぞれ2倍近く出荷台数を伸ばした。Googleの方が勢いがあり、シェアの差を4ポイント縮めた。

 speaker 1 2018年第4四半期の世界でのメーカー別スマートスピーカーおよびスマートディスプレイ出荷(資料:Strategy Analytics)

 Amazonの「Echo Show」、Googleの「Google Home Hub」のようなディスプレイ付きのスマートディスプレイが好調で、総出荷台数の10%以上を占めるようになった。

 speaker 2 Amazonの「Echo Show」

 Strategy Analyticaは、スマートスピーカーとスマートディスプレイは前ホリデーシーズンで最も人気のあるテクノロジー製品だったとしている。現在、世界の6000万以上の世帯が少なくとも1台のスマート端末を持っていると同社はみている。

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