“価値あるデータ”を自動抽出して有効活用 日立の「データ抽出ソリューション」とは

日立製作所は、企業内に蓄積するダークデータの有効活用を促進する「データ抽出ソリューション」の提供を開始した。請求書や診療明細書、有価証券報告書といった非定型ドキュメントを高精度かつ効率的に解析し、情報抽出とビジネスへの利活用を支援する。

» 2021年06月24日 09時50分 公開
[金澤雅子ITmedia]

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 日立製作所(以下、日立)は2021年6月23日、企業内のダークデータに着目した「データ抽出ソリューション」の提供を開始した。

 ダークデータとは、企業に日々蓄積されるビッグデータのうち、未把握状態のまま有効利用されていない非構造データの総称。

 データ抽出ソリューションは、そうしたダークデータを高精度かつ効率的に解析し、ビジネスへの利活用を促進するソリューション。日立の長年にわたるダークデータに関する研究成果を基に開発された。中核技術には、同社が2016年から参画する米国スタンフォード大学の企業参画プログラムで開発された米国製AIを採用したダークデータ分析エンジンが用いられている。

Photo 「データ抽出ソリューション」の概要(出典:日立製作所)

ダークデータの有効活用を支援 その方法とは

 データ抽出ソリューションは、非定型の多種多様なドキュメントからの情報抽出を効率化する「情報表現構造解析」技術を搭載しており、請求書や診療明細書、有価証券報告書といった発行元によって様式や表記が異なる非定型ドキュメントからの情報抽出を自動化、高度化できる。

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