東京・有明の国際展示場(東京ビッグサイト)で開催中の「ビジネスシヨウ TOKYO 2004」。今年も話題は携帯電話キャリアブースに集中しがちだが、AV関連の製品も少ないながらも展示されていた。たとえば、トーエイ工業は、開発パートナーの韓国JUNGSOFTと共同で、ポータブルプレーヤー「MUZIO」の次期製品「JM-200」を参考展示している。
前モデルとの違いは、主に4点ある。まず、特徴的だった本体のUSBコネクタがなくなり、Mini USBポートになった。このためパソコンに直接接続することはできなくなったが、新たにUSBの“Host&Device”機能を搭載し、パソコンなしでデータ転送が可能になっているという。つまり、外付けHDDやUSBメモリなどとJM-200をケーブル接続し、ファイルを直接やり取りできる。
また、電源は乾電池から内蔵リチウムポリマーバッテリーに変更され、2時間前後の充電で連続15時間の再生が可能になった。さらに、再生できる音楽ファイルにOggが加わり、従来からのMP3/WMAと合わせて3つのフォーマットに対応することになった。
見た目にも分かりやすい変更が、有機ELディスプレイだ。前モデルは青一色だったが、今回は黄色と青の2色を発色できるようになった。MUZIOのような小型プレーヤーの場合、操作は基本的に本体のディスプレイとボタンで行うため、高コントラストで見やすい黄色の表示は操作性の向上に一役買いそうだ。
JM-200は、夏頃に韓国などで発売される予定だ。なおトーエイ工業によると、国内販売のスケジュールは決まっていないという。
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