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“本領発揮”のインチ6000円台――エプソン、新リアプロTV(2/2 ページ)

» 2005年06月07日 18時33分 公開
[西坂真人,ITmedia]
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画質もさらにブラッシュアップ

 新・LIVINGSTATIONではプリンターやPCカードスロットといったフォトオンデマンド機能は省略されたが、従来モデルでは外付けだったBS/110度CS/地上デジタルチューナーが本体に内蔵された。これはユーザーにとっては「デジカメの画像を気軽に印刷できる」ことよりもうれしい機能アップだろう。EPG(電子番組表)を見ながら番組選びや視聴・録画予約がリモコン1つで行える。

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 入力から出力までの各段階でデジタル処理を行う「エプソン高画質テクノロジー」を搭載。すべての信号を高画質化(プログレッシブ化)した後に720pへと変換する「I/P変換回路・解像度変換回路」や、鮮明な画質と立体感向上を実現する「3次元エンハンサー」も新たに装備した。

 ランプは従来と同じ100ワットUHEランプだが、ランプから出る光をRGBに分離する光の経路を新発想で設計することで、同じランプを使いながら従来比で明るさが約25%向上しているという。「この高効率な光学エンジンによって“さわやかな白”を再現できるようになった」(同社)。

photo 新開発の高効率光学エンジン
photo 発表会場では実際にエプソンが用意したハイビジョンコンテンツやBSデジタルのライブ放送などを観ることができたが、明るく自然な色合いでクリアな映像は、“暗い・ぼやける”といったリアプロTVのネガティブなイメージはまったく感じられなかった

 大画面でこそ活用しがいがある2画面表示機能も搭載。左側が地上/BS/110度CSデジタル、右側がアナログ放送または外部入力という配置になる。デジタルインタフェースとしてiLINK端子を2系統用意したほか、ビデオ3系統(Sビデオ/コンポジット×3)、コンポーネント2系統(D4端子×2)を豊富な端子を搭載しているので、内蔵&外部デジタル放送チューナーで“デジタル放送2画面”という使い方も可能だ。

photo 豊富なインタフェースを用意
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 そのほか、サウンド面も強化。2chスピーカーで5.1ch再生時の臨場感を再現するバーチャルサラウンド技術「SRS TruSurround XT」を内蔵したほか、フルデジタルアンプ(20ワット×2)+大口径(12センチ)スピーカーでテレビ本体のみで臨場感あるサウンドを楽しめるという。

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 直販のみで量販店の店頭には並ばないLIVINGSTATIONだが、実際に映像を見てみたいというユーザー向けに、LIVINGSTAITONを常設展示する「EPSON リビングステーション 体感サテライト」を設置。今回の新製品発表にあわせて、従来の札幌/仙台/名古屋/大阪(梅田)/福岡に加えて本日6月7日には横浜にもオープンし、全国主要都市に合計6カ所の体感サテライトが用意されている。

 また6月10日から、新LIVINGSTATIONを全国の特設会場で体験できる「エプソン 大画面テレビ 体感フェア」を開催。6月10日の「京都駅1F 駅前広場」を皮切りに、大坂/浜松/長野/神戸/松山/高松/鹿児島/広島/小倉/岡山/新潟/金沢/横浜/大宮/池袋/旭川/盛岡/秋田/岐阜と続き、7月31日の「四日市都ホテル 3F 朝明の間」まで、全国21都市で開催される予定。

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