液晶テレビに限らず、いわゆる薄型テレビの低価格化は顕著だ。26型なら10万台半ば、32型でも20万円台に迫る勢いの製品もあり、「普及に弾みがつく」といわれたインチ1万円の壁はとうに取り払われている。
このような状況の中で、目立ってきたのがバリエーション化だ。以前、大型液晶テレビといえば差別化はデジタルチューナーの有無、パネルがハイビジョン対応か否かといった程度だったが、この2つは今や当たり前となり、ほかに差別化を図る必要が生まれてきたからだ。
デジタル放送対応モデルでバリエーション展開をしているのは松下、東芝、ソニー、といずれも大手メーカー。松下やソニーは画質という基本性能を重視し、東芝はどちらかというと付加機能で差別化を図ろうとしている。たとえばレビューで取り上げた製品なら、松下「TH-26LX500」は上位モデル、ソニー「KDL-S26A10」は下位モデル、東芝「26LH100」は多機能モデルという位置付けになる。
手軽なデジタルチューナー内蔵液晶テレビとしてソニーが投入した「ハッピーベガ」。ファミリーユースのイメージが強い製品だが、しっかりハイビジョン対応パネルを採用し、AV入出力も豊富だ。はたして「みんなの液晶テレビ」の実力は?
今回取り上げるのは、松下電器産業の「TH-26LX500」。HDMI端子を含む豊富な入出力端子や2つのデジタルチューナーが魅力の高機能モデルだ。画質面では「新PEAKS」に搭載された“残像感”をなくす技術も気になる。その実力をじっくり見ていこう。
各社の夏モデルの中で、ちょっと個性的なのが東芝の「ちょっとタイム“face”」。デジタル放送のストリーム録画にも対応するHDDレコーダーを内蔵し、汎用Webブラウザ、電子メール送受信機能を備えるなど、リビングのITを一手に引き受ける機能を持つ。
日本ビクターが発売した「LT26-LC60」は、同社が「映像知能」と呼ぶ高画質技術「GENESSA」を採用した第2世代の液晶テレビ。ニュートラルな画質と豊富な入出力端子が魅力だ。2005年夏モデルとして投入されたばかりの新製品を検証してみよう。
フラットテレビ市場を低価格路線で突っ走るバイ・デザインが4月に発売した「d:2632GJ」。同社の大型タイプとしては久しぶりに国産パネルを採用しており、リーズナブルな価格と合わせて気になっている人も多いのではないだろうか。その実力を検証した。
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