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“赤いプラズマTV”から“10メートルの看板娘”まで――ギフト・ショー開幕東京インターナショナル ギフト・ショー秋2005(3/3 ページ)

» 2005年09月06日 22時01分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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 店舗用品などを扱うコーナーで一番目立っていたのが、京都に本拠を置くトマトランドのブースだ。全高2メートルはある恐竜模型が来場者を圧倒する。

photo 全高2メートルはあるブロントサウルス(?)。横にはトリケラトプスやら、その子どもやら……にわかジュラシック・パーク状態

 この恐竜たちは、いわば店舗の客引き係だ。たとえば、タマゴから出てきたばかりのトリケラトプスは、こんな看板を持っていた。

 「ボクのお父さんはお店の門番をしています。いつも目を光らせて悪い人が来たら煙をはいて追い返します」

 小さなティラノサウルスも看板を持っていた。

 「ボクのいとこは身長が10メートルあって、お店の看板娘をしています」

photo

 トマトランドは、もともと鉄板やステンレスの加工を手がけていた金属加工業者だった。それを発展させる形で什器やゲームマシンのような店舗用の大型機器を製造するようになったのだという。今回の恐竜たちは新しい事業で、ギフトショーが初披露。「いとこ」や「お父さん」たちは現在、トマトランドが自社展開しているディスカウントストアの店頭に設置されているらしい。

 恐竜たちはFRP製で、完全受注生産のためサイズやデザインは自由に発注できる。価格は、たとえば全高2メートルのブロントサウルスが93万円。10メートルほどの大きさになると600万円から650万円になる(施工料込み)。要望により、目が光ったり、煙をはいたりするギミックも組み込んでくれる。

 そし恐竜たちの横には、実物大と思われるマリリン・モンロー像があった。有名なあのポーズ、そして足下には地下鉄の排気口を模した台座付き。となれば、映画「7年目の浮気」のあのシーンだ。

photo ドゥドゥッピドゥ。タイマー制御により、定期的に下から風が出てスカートがめくれる仕組みになっている

 ギフト・ショーの開催期間は9月6日から9日まで。業界関係者向けの専門見本市のため、残念ながら一般の入場は不可だ。主にショップや専門店、百貨店などのバイヤーを対象にしており、今年は20万人以上の来場を見込んでいるという。

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