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「グランドピアニスト」の狙いどころ
「グランドピアニスト」が話題だ。実物の6分の1サイズながら、ピアノの持つ質感や雰囲気まで再現したミニチュアピアノ。内蔵楽曲を再生すると鍵盤が譜面通り動き、また実際に弾くこともできるというスグレモノだ。
実は、グランドピアニストを見たのは初めてではない。7月のおもちゃショーなど、これまでに2回ほど展示会に出品され、高い注目を集めてきた。当時の記事を読み返してみると、発売時期が遅れ、予価も1万円ほど高くなっているが、そのぶん製品として洗練された印象だ。それもそのはず、「展示会で来場者に指摘されたことは、ほとんど盛り込んだ」(同社)という。多少のコストアップや発売の遅れより、想定ユーザー(大人たち)が納得できるクオリティを求めた結果だろう。
同社は、グランドピアニストで「団塊の世代」にフォーカスし、初年度10万台の販売を狙う。団塊の世代は、少子高齢化の時代にあって、もっとも経済的/時間的な余裕があり、しかもパイの大きな市場だ。セガトイズの國分社長は「10万台でも少ないのかな?」と自信を見せていた。
このほか、楽曲データの配信ビジネスや専用カートリッジ販売、周辺機器などアフターマーケットの創出にも取り組む。また、ヤマハ製卓上スピーカー「NX-A01」をセットにした「Grand pianist with YAMAHA」(7万3500円)をラインアップするなど、両社は販売面を含めて協業を進める予定だ。ちなみに周辺機器として挙げられていたのは、「フィギュア」「専用台」など。こちらの展開にも期待が持てそうだ。
グランドピアニストの発売は来年4月。今年の年末商戦に間に合わなかったのは残念だが、ここは“大人の気持ち”で待つことにしよう。
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