2位 ソニー、カードタイプのH.264ビデオ対応ウォークマン
4位 “お嬢様”以外も使いたい、オシャレな手ブレ補正付広角ズームデジカメ「DMC-FX30」
5位 「インターネットAQUOS」にみる、AVとPCの“分離”
8位 オリンパス、世界最薄・最小・最軽量デジ一眼「E-410」
10位 顔認識や高感度機能がついたハイエンドサイバーショット――ソニー「DSC-T100」
先週のトップ記事は小寺氏のコラム。インターネット経由で加入者がどこでもテレビ番組を見られるようにするサービス「まねきTV」をめぐる裁判について、同類サービスであった「録画ネット」の事例と比較し、考察した。
以下には動画対応を果たした新型ウォークマン、霜降り和牛の名刺入れ、新型LUMIXのレビュー、インターネットAQUOSに関するコラムと続くが、あきらかに「霜降り和牛の名刺入れ」は異彩を放っている。
生ものではなく食品サンプルなので、長時間常温保存しても異臭は放たないが、異彩は放つ。
この和牛を世に送り出すソリッドアライアンスといえば、「えびりゃあ」に「カニ爪」、「ホタルイカ」などの食品サンプルとUSBメモリーをコラボレートさせた製品で名をはせたメーカー。
ほかにも「スシ」や「親指」なども手がけてきたが、これまではUSBメモリーを内蔵することでギリギリ「IT系のアイテムですよ」と言い張れたが、和牛は名刺入れ。もはやITとは違う次元にまで来てしまった。
本製品の発表をアナウンスする同社のプレスリリースには、こう記されている。
「美しい霜降り牛肉を模した食品サンプルをあえて名刺入れとして加工した」
なにが“あえて”なのか、なぜ霜降り和牛なのかはまったく分からないし、そもそも同社は「ユニークで優れたエレクトロニクス関連製品の企画、開発、販売を行う企業」(同社会社概要より)のハズだが、名刺入れとエレクトロニクスに関係はない。
疑問は尽きないが、ひとつ確かなのは、しっかりとその存在を記憶させられてしまったこと。ヒトは理解の範疇を超える物事や事象に出会うと、案外、それをすんなりと受け入れてしまうという。時として論理的・実用的な製品よりも、面白そうという感覚を優先させるほうが、ひとへインパクトを与えるという好例と言えるだろう。
ちなみに、この製品は同社と佐藤サンプル(食品サンプルメーカー)との販売強化提携の第1弾製品で、テーマは「異彩」。第1弾ということは第2弾、第3弾もあると予想されるわけであり、次回はどのようなテーマで、どれくらいITからかけ離れたモノを送り出してくるか、楽しみである。
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