キヤノンは8月20日、コンパクトデジタルカメラの新製品「IXY DIGITAL 910 IS」を9月上旬から販売すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格は4万7000円前後。
IXY DIGITAL 910 ISは、液晶サイズを従来機種「IXY DIGITAL 900 IS」の2.5インチから3インチにアップし、高コントラストで広視野角のクリアライブ液晶に進化させている。なお液晶の大型化に伴い光学ファインダーは姿を消した。
広角28〜105ミリ(35ミリ判換算)をカバーするレンズシフト式手ブレ補正機構付き光学3.8倍ズームレンズやDIGICIIIは引き続き採用している。
顔認識機能はピントと露出を顔優先で調節するほか、新たにストロボ撮影時での「顔優先FE」や、写真再生時にカメラ内で行える赤目補正機能を搭載した。また再生時のピント確認機能「フォーカスチェッカー」と顔認識機能を連携させ、顔の拡大表示が簡単に行えるようになっている。そのほか、被写体の明るさに応じて手ブレを起こさないレベルまでISO感度を調節する「ISOブースター」や、カメラ内での画像リサイズ機能なども備えた。
ボディデザインは曲線と直線を使い分け、スタイリッシュに仕上げたという。本体上面には指が掛かりやすいよう、なだらかなくぼみが設けられており、手になじみやすい形状となっている。操作部には新たに回転式のタッチホイールを採用し、再生時の画像送りやモード選択などを、画面を見ながら感覚的に操作できる。
サイズは92.6(幅)×58.8(高さ)×25.9(奥行き)ミリで、重さは155グラム(本体のみ)。付属バッテリーで約270枚の撮影ができる。記録媒体はSD/SDHCメモリーカード、MMC、MMCplus、HD MMCplus。
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