東京・有明の国際展示場でフラットパネルディスプレイの専門展示会「Display 2008」(第4回国際フラットパネルディスプレイ展)が開幕した。米国の「International CES」から間もない時期の開催とあって、パナソニックの150型PDPやビクターのスリムテレビなど“日本初披露”の多い展示会となった。
パナソニックでは、ブース中央に幅3.35メートルの150型PDPを設置。4K2Kパネル(4098×2160ピクセル)の解像度を生かしたデモンストレーションを行っている。この150型PDPは兵庫県尼崎市に建設中の第5工場で生産する計画のため、出荷は2009年春以降になる見通し。「それでも、CESで発表して以降、中東を中心に引き合いが多い」(同社)という。ちなみに価格もまだ決まっていない。
ビクターブースは、新しい映像エンジン「GENESSA PREMIUM」を搭載した“EXE”「LH905シリーズ」と並び、欧州向けのスリム液晶テレビを展示した。こちらも日本初登場。
スリム液晶テレビは、独自のバックライト技術などにより、最薄部3.9センチ/最厚部7.4センチの薄型設計を実現。幅2.3センチの狭額ベゼルと前面のタッチセンサーで高級感を演出している。欧州では、3月に42V型の「LT-42DS9」を発売しており、46V型「LT-46DS9」も5月には店頭に並ぶ見込みだが、日本市場への投入時期は未定だ。
ソニーブースでは、やはり有機ELテレビが人気を集めている。昨年末に発売した11型の「XEL-1」と27型の有機EL試作機には常に人垣ができている状態で、とくにXEL-1のパネル部分だけを取り出した展示には多くの人がカメラのレンズを向けていた。このほか、2月末に発表したBRAVIA新製品もフルラインアップで展示している。
Display 2008の開催期間は4月16日から18日まで。併催は「ファインテック・ジャパン」「FPD部品材料EXPO」。開場時間は10時から18時までだが、最終日の18日のみ17時までとなっている。
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