ニコンは8月7日、コンパクトデジタルカメラ「COOLPIX S610/S610c」を8月29日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、S610が4万円前後、無線LAN機能を内蔵したS610cが4万3000円前後。
約0.7秒という高速起動が特徴のコンパクトデジタルカメラ。このスピードは、光学式手ブレ補正および28ミリ(35ミリ換算)対応ズームレンズ搭載コンパクトとしては世界最速(同社)。
被写体がフレームアウトしても再度とらえれば再追尾する「ターゲット追尾」や最高ISO 3200まで対応する高感度撮影、連続10枚撮影を行った上で最もブレの少ない1枚を記録するBBS(ベストショットセレクター)など快適な撮影を行うためのさまざまな機能も備える。また、ノイズリダクションのアルゴリズムを新開発することで、高感度時撮影時も画素サイズの制限なしにノイズの低減が行える。
カメラが自動的に被写体の状況を判断し、最適な撮影シーンモードを選択する「おまかせシーンモード」や、最大12人までの顔を識別してピントと露出をあわせる顔認識機能、笑顔を検出してシャッターを切る「笑顔撮影モード」なども備えている。
撮像素子は有効1000万画素 1/2.33型原色CCDで、35ミリ換算28〜112ミリの光学4倍ズームニッコールレンズを組み合わせる。背面の液晶は3型(約23万画素)の高視野角液晶を搭載する。液晶には輝度調整機能のほか、明るさを一時的に増すブースト機能も用意されている。
S610cには「COOLPIX S52c」と同様、無線LAN機能も搭載。同社オンラインサービス「my Picturetown」ならびにウノウの運営する「フォト蔵」へ直接、無線LAN経由で撮影画像を送信するほか、指定したメールアドレスへ撮影画像を送信する「ピクチャーメール」が利用できる。本製品はWPS(Wi-Fi Protected Setup)に準拠しており、WPS対応ルーターなどを組み合わせれば、容易な設定でインターネットへ接続できる。
本体サイズはS610が約94(幅)×57(高さ)×22.5(奥行き)ミリ/約125グラム、S610cが96.5(幅)×57(高さ)×22.5(奥行き)ミリ/約130グラム。
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