「エルム街の悪夢3/惨劇の館」「ブロブ/宇宙からの不明物体」「ザ・フライ2/二世誕生」などの脚本家として知られていたフランク・ダラボンが、スティーブン・キングの短編小説「刑務所のリタ・ヘイワース」にほれ込み、監督・脚色を手掛けた1994年の傑作「ショーシャンクの空に」が11月5日にBlu-ray Disc化される。
特典はフランク・ダラボン監督によるオーディオ・コメンタリーほか、メイキング映像(刑務所の屋根の上での撮影風景)、ドキュメンタリー(ダラボン監督のコメントなど)、チャーリー・ローズ・ショウ(テレビのインタビュー番組)のインタビュー映像、短編「The SharkTank Redemption」(中小企業を舞台に、見習い社員とダメ社員が友情をはぐくむ本作のパロディ)、スチール・ギャラリー&ストーリーボード、ショーシャンク・コレクション、オリジナル劇場予告編などを収録している。
銀行の副頭取だったアンディ(ティム・ロビンス)は、妻とその愛人殺しの罪で終身刑を言い渡され、ショーシャンク刑務所に収監される。刑務所になじめず、ほかの受刑者たちとなかなか打ち解けられないアンディ。「自分は無実だ」と真剣に言い回るが、当然誰にも相手にされない。だが、刑務所の古株で調達係のレッド(モーガン・フリーマン)だけは、彼に特別なものを感じていた。
アンディは元銀行マンという経歴をいかして、監視役主任の遺産相続問題を解決する。その報酬として冷たいビールをリクエストし、受刑者たちに振る舞う。これを機に、彼は刑務所内で信頼を得ていく……。
アカデミー賞では作品賞、脚色賞、主演男優賞(モーガン・フリーマン)、撮影賞、作曲賞、音響賞、編集賞にノミネートされるものの、残念ながら無冠に終わったが、刑務所映画の傑作として今なお心の1本に挙げる人も少なくない。ちなみに、この年、作品賞を受賞したのはトム・ハンクス主演の「フォレスト・ガンプ/一期一会」。ダラボン監督は本作後も「グリーンマイル」「ミスト」とキング作品を映画化している。
殺伐とした刑務所の中にあって、アンディの希望・夢となるのが女優リタ・ヘイワースのポスター。もうこれ以上は書きません。未見の方はなるべく予備知識を入れずに、ご覧ください。鑑賞後は感動がどっと押し寄せ、清々しい気分で1日を過ごせますよ。
関連サイト:http://www.whv.jp/(公式サイト)
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