ソニーは9月8日、ミニコンポ“ネットジューク”の新製品「NAS-M700HD」「NAS-D500HD」と、HDDミニコンポ「CMT-E300HD」を10月18日より販売開始すると発表した。価格はオープンで、実売想定価格はNAS-M700HDが8万5000円前後、NAS-D500HDが6万5000円前後、CMT-E300HDが4万5000円前後。
NAS-M700HDとNAS-D500HDはいずれも160GバイトのHDDを搭載しており、MP3/ATRAC/リニアPCM形式でCMからの音楽取り込みが可能な、ネットワーク対応のHDDミニコンポ。NAS-M700HDはMDデッキも内蔵しており、MDデッキからHDDへの音楽取り込みも行える。最長録音時間は約7040時間(ATRAC 48kbos時)で、リニアPCM時でも約240時間の録音が行える。
本体内には約35万曲分のタイトル/アーティスト名/曲名情報が収録されており、本体がインターネットに接続されていない状態でも、ある程度の情報ならば収録時に自動取得される。Gracenoteによる波形データから楽曲を識別する機能も備えており、楽曲情報のないMDからの録音データやアナログ音源についても、タイトルなどの情報を自動で入力してくれる。
携帯電話でダウンロードした「着うたフル」の楽曲をHDDへ取り込んでバックアップできるほか、付属のソフトとケーブル(クロスケーブル)を利用することで、PC内の楽曲ファイル(MP3/ATRAC/WMA/AAC/リニアPCM ※DRM付き楽曲は不可)を本製品のHDDへ取り込むことも可能となっている。家電向け音楽配信サービス「エニーミュージック」、DLAN(Ver1.0)にも対応する。
本体上部にはウォークマンを直接接続できる「WM-PORT」を搭載しており、対応するウォークマンへの楽曲転送ならびに充電が行える。USBでLISMO対応携帯電話を接続することで、携帯電話への楽曲転送も可能だ。
圧縮音源が圧縮時に失ってしまう高音域を再現する補完技術「DSEE」(Digital Sound Enhancement Engine)を同社製ミニコンポとしては初めて実装するほか、上位機種のNAS-M700HDはフルデジタルアンプ「S-Master」を搭載。NAS-M700HD付属スピーカーのウーファーにはアラミド繊維配合HOP(High Oriented Polyolefine)製コーンを採用、力強い低音を再現する。
NAS-D500HDには、スピーカーネットを“着せ替え”させることでガラリとイメージチェンジできる別売オプション「Style-UP アクセサリー」が用意される。チアフルオレンジ/ロマンティックピンク/ホワイトフォレストの3種類で、スピーカーネットと同じ柄のシールも付属する。
CMT-E300HDはネットワーク機能を省いたシンプルなHDDコンポ。80GバイトのHDDを搭載しており、最長約1330時間(MP3/128kbps時)の録音が行える。MDデッキは非搭載で、CDからの録音形式はMP3/128kbpsのみ。
ネットワーク機能を備えないため、NAS-M700HD/NAS-D500HDのようなクロスケーブルでのPCからの取り込みは行えないが、付属ソフト&USBメモリ(別売)を用いることで、PCに収録されている楽曲(MP3/ATRAC/WMA/AAC/リニアPCM ※DRM付き楽曲は不可)を本製品のHDDへ取り込むことができるようになっている。
WM-PORTによるウォークマンとの連係機能や、プリインストールされた35万曲の楽曲データ、波形データ解析からの楽曲識別などの機能はNAS-M700HD/NAS-D500HDと同等に備えている。
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