(C)2008『アフタースクール』製作委員会 |
「運命じゃない人」の内田けんじ監督によるサスペンス・コメディ「アフタースクール」。今年5月に全国150館で公開され、観客動員数350万人突破、興収6億円のスマッシュヒットを記録した話題作が、11月28日にDVDリリース。
本編ディスクと特典ディスクの2枚組。特典は、ネタばれメイキング、キャスト・監督インタビュー、テレビスポット集、劇場用幕間映像、中高生・学生服限定☆放課後試写会映像(〜神野先生役の大泉洋ホームルーム付き〜)、ゆうばり映画祭舞台あいさつ、初日舞台あいさつなど、約120分を収録予定だ。
母校で働く中学教師、神野(大泉洋)は、親友の同級生・木村(堺雅人)の家へ。そして美紀(常盤貴子)を病院に連れて行き、不在の木村に代わって、出産に立ち会う。学校に戻ると、中学時代の同級生だと名乗る怪しげな探偵・北沢(佐々木蔵之介)が訪ねてくる。探偵は、ある男の依頼を受けて木村を捜しているのだという。今朝撮られたばかりだと差し出された写真には、木村が若い女性(田畑智子)と車に乗り込むところが写し出されていた。どうやら、この女はヤクザの女らしい。
やがて、調査の依頼主は木村が働く会社の上層部の人間と判明する。木村はどこに行ったのか? ヤクザの女と駆け落ちしようとしているのか? 人の良すぎる中学教師・神野と人を信用しない探偵・北沢の同級生探しが始まるが……。
各キャラクターの一挙一動が僅かでも狂うと物語のすべてが台無しになってしまうが、物語は繊細に紡がれ、笑いのツボもズレることなく、張り巡らされた伏線も抜かりない。本当の同級生のように見える大泉洋、佐々木蔵之介、堺雅人のキャスティングも絶妙。
正義と友情のテーマを忍ばせた、ほのぼのイイ話の側面もあるが、ここはやはりダマされるそう快感を楽しみたい。劇場で見ている人も「これがああで、だからこう、なるほど」とDVDでスッキリさせよう。見ていない人は、必ず見た人と語り合いたくなるので、とにかく一度見ちゃってください。
関連サイト:http://www.after-school.jp/(公式サイト)
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