タカラトミーグループは4月22日、販売店向けの商談会を催し、2009年の春から夏にかけて発売する新製品を紹介した。手軽な室内用赤外線コントロール玩具「Qブランド」のコーナーにも多くの新製品が展示されている。
まずは親指サイズの小さな二足歩行ロボット「ROBO-Q」。6月に全世界同時公開となる映画「トランスフォーマー リベンジ」にあわせ、ROBO-Qを「オプティマスプライム」と「バンブルビー」に“トランスフォーム”させた。
基本機能は従来のROBO-Qと同じ。赤外線コントロールでちょこまかと動きまわり、内蔵センサーを使った自律動作で迷路を抜けたり、追従して歩くこともできる。「トランスフォーマーといえば、自分で考えて行動するロボット生命体。自律動作が可能なROBO-Qにはぴったりのキャラクターでしょう」(同社)。
残念ながら、シボレー・カマロやピータービルトに変形することはできないが、デフォルメされたデザインとコミカルな動きが妙にマッチする。またコントローラーには専用のカラーリングが施され、スピーカーから流れる起動音などの音も“それっぽく”変更しているという。なお、赤外線コントロールはオプティマスプライムがBバンド、バンブルビーがCバンドとなっているため、2体を同時に動かして遊ぶこともできる。
「ROBO-Q T/Fムービー バンブルビー」と「ROBO-Q T/Fムービー オプティマスプライム」は5月発売予定。価格は各4200円。
赤外線コントロールの室内ヘリコプター「ヘリQ」は、操作性重視の改良を加えてラインアップをリニューアルする。型番も従来の「H-1〜4」から“New”の意味を込めて「NH-1〜4」に変更。4つのカラーリングで9月に発売される。
改良点は、まずローターのサイズを大きくするなどしてヘリQの揚力をアップしたこと。またコントローラーのレバーは可動範囲を広げ、微妙な調節が容易に行えるようにした。「ヘリコプターは、操縦に慣れるまで少し時間がかかります。そのハードルを下げるため、操作性を上げました」(同社)。
もう1つの変更点は、ローターとスタビライザーをつなぐリンク機構を廃し、どちらも着脱可能にしたこと。これは、カスタマイズやメンテナンスに配慮したためだ。カラーリングは、人気のブルー系2色にレッドとシルバーを加えた4種類。価格はいずれも3465円になる予定だ。
赤外線コントロール電車「Qトレイン」は、バリエーションを拡充する。新たにN700系新幹線や江ノ電300形、EF81カシオペアといった人気の電車が仲間入り。また、昨年11月末に定期営業運転から引退した元祖“夢の超特急”こと0系新幹線もラインアップに加わる。
Qトレインは、3両を連結させても約11.5センチとコンパクトで、狭いスペースでも走行できるのが魅力だ。また、車輪の幅はNゲージと共通(9ミリ幅)のため、Nゲージレールを敷いたジオラマなども走行できる。価格はQトレイン単体が2730円。駅のホームなどが付属するコンパクトジオラマセットは4410円となる。
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