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ヤマハ、個性的なiPod対応デスクトップオーディオ2種

» 2009年10月07日 16時39分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 ヤマハは10月7日、iPod/iPhone対応のデスクトップオーディオシステム2種を発表した。価格はオープン。店頭では個性的なデザインの「TSX-70」が2万円前後、AirWired搭載でワイヤレス再生も可能な「TSX-W80」は3万5000円前後になる見込みだ。

編集部注:初掲載時、2機種とも12月上旬発売と記載しておりましたが、その後ヤマハから発売の延期が発表され、TSX-70は2月下旬、TSX-W80は未定(来春予定)となりました。

photo 「TSX-70」は3色をラインアップ。左からダークブルー、ベージュ、ブラウン

 TSX-70は、時計とAM/FMラジオチューナーを内蔵した“クロックラジオ”タイプのコンパクトなiPodオーディオ。210(幅)×95(高さ)×110(奥行き)ミリと「枕元にも置ける」サイズで、時計表示を中心にステレオスピーカーを配置したデザインになっている。

 側面から上面にかけての表面処理にこだわった。「メッキ素材をベースにブラスターをかけ、例えばベージュモデルはレザーを思わせる仕上げにした。使い込むほどに風合いが増す」(同社)。カラーバリエーションは、ダークブルー、ベージュ、ブラウンの3色。重量は1.4キログラム。

photophoto ダークブルーモデルの側面(左)。底面にサブウーファーを配置(右)

 内蔵スピーカーは、4センチフルレンジスピーカーと5.5センチウーファーによる2.1チャンネル構成。キャビネットのサイズ不足を補うため、独自のNX-A01技術やSR-Bassを搭載したほか、トーンコントロール機能も備えている。内蔵アンプの出力は、フルレンジユニットが4ワット、ウーファーは8ワット。外部入力として、iPodドックのほかにステレオミニジャックを備える。

photo フロントの時計表示は明るさ調節が可能(左)。フロントの操作部(右)

女性ユーザーを意識した「TSX-W80」

 一方の「TSX-W80」は、女性ユーザーを意識したスタイリッシュな横長デザインを採用。フロントパネルは半透明素材を用い、その内側から時計の表示が浮かび上がる。アナログノブや天面の自照式ボタンを合わせ、全体にやわらかい印象を与えるデザインとした。

photo 「TSX-W80」。ライトブルー、ダークパープル、アイボリーの3色をそろえた

 ワイヤレス機能は、2.4GHz帯を使う独自の「AirWired」を採用。トランスミッターを装着したiPodを手元に置いておけば、リモコンのように操作できる。AirWiredは、6.4Mbpsという伝送速度を生かし、遅延を抑えながら音質重視の伝送が行えるのが特徴。「iPodの動画やゲームも手元で画面を見ながら迫力の音で楽しめる」としている。

photophoto 付属のトランスミッター(左)。トランスミッターをつけたままiPodを本体に装着可能。充電も行える(右)
photo TSX-W80の時計表示も明るさ調節が可能(左)。上面には自照式ボタンを備える(右)

 スピーカーの構成とアンプ出力は、TSX-70と同等。4センチフルレンジスピーカーと5.5センチウーファーによる2.1チャンネル構成となっている。本体サイズは、260(幅)×141(奥行き)×90(高さ)ミリ。重量は1.2キログラム。

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