三洋電機は、XactiブランドのICレコーダー「ICR-XPS03MF」「ICR-XPS01MF」を1月下旬に発売する。オープンプライスだが、実勢価格はICR-XPS03MFが2万円程度、ICR-XPS01MFが2万5000円程度の見込み。
三洋電機ではこれまで「Diply Talk」リーズとして各種ICレコーダーを販売してきたが、今後「Xacti Sound Recorder」シリーズとしてXactiブランドに統一する。その第1弾が、ICR-XPS03MFとICR-XPS01MFとなる。いずれもリニアPCM(WAVE形式)とMP3形式による録音が可能。本体の操作部分には「タッチコントロールセンサー」を搭載。触るだけで録音や再生をコントロールできるほか、録音中の操作ノイズを低減する効果もあるという。内部メモリは搭載しないが、SDHC対応のmicroSDカードスロット搭載した。ICR-XPS03MFには4Gバイト、ICR-XPS01MFには2GバイトのmicroSDが付属するほか、スピーカーや充電機能、ライン入力機能などを装備した薄型マルチクレードルも同梱している。
原音の録音に向いているリニアPCMでの録音時は、音楽CDレベルの「16bit、44.1kHz、1411kbps、最高2万1000Hz」モードを利用できる。64kbpsで最大36時間の録音が可能なMP3でも「44.1kHz、320kbps、最高2万Hz」という高音質モードを搭載し、会議録音や楽器練習などにも対応可能だ。こうしたモードを簡単に選べる「シーンセレクトボタン」も搭載。「口述」「会議」(ICR-XPS03MFのみ)「講義」(ICR-XPS03MFのみ)「会議・講義」(ICR-XPS03MF)「音楽」から使用シーンに応じて最適な録音ができるという。
いずれもステレオマイクを搭載。ICR-XPS03MFには左右の「全方向性ステレオマイク」に加え、前方正面の集音性に優れた「指向性ズームモノラルマイク」も内蔵している。なお、MP3再生時は速度を21段階でコントロールできる。三洋電機によると「独自アルゴリズムにより、音程を変えずに21段階(50%〜200%)のきめ細やかなコントロールが可能だ」という。
本体サイズと重さ(バッテリー含む)は、ICR-XPS03MFが約38.8×約9.4×約108.7ミリ(幅×奥行き×高さ)、約50グラム、ICR-XPS01MFが約38.8×約9.4×約96.3ミリ、約46グラム。三洋電機によれば、いずれも世界最薄、ICR-XPS01MFは世界最軽量だという。PCとのインタフェースはUSB2.0。バッテリー充電時間は約150分(USB/クレードル充電時)。MP3(ステレオ、64kbps)の録音時間は、バックライトを消した消灯モードで約36時間となっている。付属するクレードルの大きさと重さは、約162.9×約113.8×約25ミリ、約265グラム。
1月15日に都内で行なった発表会では、Xactiのブランドリーダーを務めるモデルの長谷川潤さんが登場。「録音して聞くとすごくよく聞こえる。お仕事のせりふを覚えたりするのにすごく便利そう」と話していた。
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