デジタルチューナーとして大きな特徴といえるのが番組表だ。競合製品では簡易的な番組表を搭載しているケースも多いが、本機の場合はREGZAの番組表そのもの。1画面あたり6/7チャンネル表示の切替が可能で、6時間分を1画面に表示することもできる。文字サイズは5段階で切替可能。番組を選択して「黄」ボタンで番組詳細情報が確認でき、決定ボタンを押すと視聴・録画予約となる。

左は6チャンネル表示で文字サイズを最大、右は7チャンネル表示で文字サイズを最小に設定したところ。文字サイズを最小に設定したときの情報量はかなりのものである反面、文字サイズは番組表示の部分にだけ反映されるため、コンポジット接続のブラウン管テレビではちょっと視認性に問題があるかもしれない番組表のスクロールはお世辞にも高速とはいえない。方向ボタンを押しっぱなしの高速スクロールでは番組表の内容は表示されず、チャンネル、スクロール部分だけがスクロールするタイプだ。ただし、赤ボタンで日時切替を呼び出すと1週間分の時間帯マップが表示され、録画予約の有無を確認しながら表示する時間帯をすばやく切り替えることができる。この機能を使うと毎日のゴールデンタイムを確認していくといった作業も楽になるだろう。
検索機能も強力で、ジャンル、キーワード、チャンネルなどの指定にくわえ、番組記号(新番組、最終回、再放送など)を指定して絞り込み検索が行える。キーワードは複数を登録しておき、繰り返し検索に利用することも可能だ。ただし、番組の詳細情報が検索対象になっていないため、主演者などでは検索できない点が残念。最新のレコーダーなどと異なり、番組データの保存にHDDを利用できないあたりが影響しているのだと思うが、イマドキのレコーダーの検索機能と比較すると、この点は見劣りしてしまう。

番組検索ではジャンル、キーワード(任意)、番組記号、日付(一週間先まで任意の複数日指定が可能)、チャンネル(チャンネルを指定する場合は1チャンネルのみ)の指定が可能。受信済みの番組情報を検索するので検索は一瞬で行われる(左)。ジャンルのみでの検索結果。予約済みの番組も判別できるので重複して予約してしまうこともない。スクロール速度も実用的だ(右)後編では、録画機能の詳細と超解像技術「レゾリューションプラス2」の効果を検証する。
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