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» 2010年05月12日 15時07分 公開

パナソニック初の3Dテレビ、VIERA「TH-P54VT2」の使い勝手は?(前編)3Dテレビがやってきた♪(2/2 ページ)

[坪山博貴,ITmedia]
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 今回は、同社の3D対応BDビデオレコーダーの「DMR-BWT3000」を組み合わせて試用した。再生するコンテンツは、付属の「3Dブルーレイディスクお試し版」と、BS11の3D放送番組を録画したBD-Rだ。

photophoto 付属の「3Dブルーレイディスクお試し版」(左)。再生中(右)

 Blu-ray 3Dのディスクを再生する場合、本機側の3D方式切替を「オート」に設定しておけば自動で3D表示に切り替わる。もちろん専用メガネをしていないと映像が左右にぶれたような映像になってしまうが、3D映像を楽しむという点では手軽だ。

 一方、リアルタイムの3D放送や、それを録画したBDを再生する場合には「サイドバイサイド」、もしくは「トップアンドボトム」(現状、ほとんどサイドバイサイドでの放送だが)を手動で設定する必要がある。操作は、「らくらくアイコン」→「3D映像」→「3D方式切替」で選択。もちろん3D映像を見終わったら設定を元に戻す必要もあり、意外と面倒だ。

photophoto
photophoto 3D表示の設定は4通り。Blu-ray 3Dを楽しむだけなら「オート」で良いが、放送波の場合は適切な設定をする必要がある。

 3D放送の部分を2D映像として見る場合にも適切な設定にする必要がある。例えば録画した「サイドバイサイド」の3D放送を見終わってレコーダーの録画一覧に戻ると、左右2分割の画面が重なって1画面に表示された表示になる。今回のようにVIERAとの組み合わせ限定でも良いので、明らかに3D表示が不要の状態では自動で3D表示をキャンセルする機能は持っても良いのではないだろうか。

photo 3Dの詳細設定。映像の左右反転と斜め線フィルター機能のオン/オフを設定できる。斜め線フィルターは、横、または縦の解像度が落ちる「サイドバイサイド」「トップアンドボトム」で放送される3D映像を意識した機能だろう

 また、例えばプリセットを指定しておき「オート」と「サイドバイサイド」もしくは「トップアンドボトム」のいずれかをリモコンのワンボタンで切り替えられるような機能も必要ではないかと感じた。

 3D映像の視聴に必要な「3Dグラス」は、ボタン電池(CR2032)1つで連続使用時で約75時間動作する。テレビからの3D映像用の同期信号が5分間途切れると自動で電源オフになる仕組みで、電源の切り忘れはない。ノーズパッドは2種類が付属。取り付け位置は3段階で調節できる。

 筆者は近視なのでメガネをしたままで使用したが、この場合、マニュアルではノーズパッドなしの利用を推奨している。実際にかけてみると、ちょうど3Dグラスがメガネのフレームにのるような形となり、さほど違和感は感じない。メガネのフレームが大きい場合などはまた感じ方は違うと思うが、装着が難しいといったケースはそうそうないだろう。

photophotophoto 3Dグラスの外観。重量は63グラムと見た目ほど重くない(左)。右側のフレームにボタン電池(CR2032)を入れる(中)。ノーズパッドは2種類が付属。取り付け位置を3段階で調節できる

 3Dグラスのアクティブシャッターを同期させる赤外線発信部は、テレビ最下部の左右に2個所ある。テレビから4〜5メートルの範囲ではまったく問題なく動作する。また、メガネの同期は一定間隔で行っているようで、ちょっと後ろを振り向いた瞬間に3Dグラスの動作がいちいち停止するといったこともなかった。使い勝手は上々といえる。

 本機の画質については、既に麻倉怜士氏の連載で触れているので(→関連記事)基本的に割愛させていただく。ただ、BS11でサイドバイサイド方式で放送している「D紀行 江ノ電で巡る湘南・鎌倉」を録画して視聴してみたところ、おそらくステレオカメラで撮影したままの3D映像は、立体感の誇張もなくすんなり楽しめた反面、やはり解像感はSD放送並みで、ハイビジョン映像という印象は受けなかった。もちろんこれは本機の問題ではないし、解像感が低いからといって3D映像が楽しめない訳ではないが、3D放送に過大な期待を持ってはいけないとも感じる。超解像技術などの対応策は必要かもしれない。

 後編では、電子番組表をはじめとするユーザーインタフェース、進化したエコ機能などを取り上げる。

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