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1/500スケール「東京スカイツリー」も登場、東京おもちゃショー開幕東京おもちゃショー2010

» 2010年07月15日 16時00分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]

 国内最大級の玩具専門展示会「東京おもちゃショー2010」が、東京ビッグサイトで開幕した。今年は西展示棟すべてを使い、海外21社を含む139社1014小間が出展。展示会場には、実に3万5000点に及ぶ玩具の新製品が並んだ。週末の一般公開では、およそ14万人の来場を見込んでいる。

 会場を眺めると、最近の世相を反映した展示が目立つ。例えばバンダイブースには、人気プロゴルファー石川遼選手を忠実に再現した等身大フィギュアが登場。ダイナミックなスイングフォームで来場者の注目を集めている。

photophoto 「石川 遼 1/1サイズリアルフィギュア」(非売品)

 これは、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」限定で13日から予約受付を開始した1/6サイズフィギュア「DIGITAL GRADE MASTER REAL SWING 石川 遼」の発売を記念して制作されたもの。フィギュア作成のために石川選手本人をデジタルスキャンしたデータを利用して、1/1スケールで再現したという。キャディーバックやヘッドカバーなども石川選手が実際に使用しているものと同じ形状。リアルなのもうなずける。

photophoto 「DIGITAL GRADE MASTER REAL SWING 石川 遼」(c)2010 KI CO.,LTD.

一足先に「東京スカイツリー」が完成

 ウィズブースには、巨大な「東京スカイツリー」が出現した。全高約1.268メートル。1/500スケールでスカイツリーを忠実に再現した「東京スカイツリーバンク634」の試作品だ。

photo.ウィズの「本物のスカイツリーは、まだ展望台までしか組み上がっていない状態だが、こちらは最上部まで完成済み

 商品名から想像できるように、実はムダに大きな貯金箱。同社によると、あまりにも大きいため、どこにコインの投入口を設けるかを検討中だという。11月上旬発売予定で、価格は3000〜4000円。全国の玩具店に加え、東京スカイツリー周辺の土産物店などでも販売する計画だ。

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ギネス記録を達成したモザイクアート

 メガハウスブースには、ギネス記録を達成した巨大なアート作品がお目見えした。遠くから見ると、ただのモザイク画にしか見えないが、近づくとそれが、1980年代に一世を風靡した「ルービックキューブ」で作られていることが分かる。

photo ルービックキューブの発売30周年と学校創立30周年を記念して制作されたルービックキューブアート

 使用したルービックキューブは、実に9071個。縦2.7メートル(ルービックキューブ47個ぶん)×横11メートル(ルービックキューブ193個ぶん)のキャンバスに、「未来へ」というテーマで子どもたちが夢を描いた。

 制作したのは、町田市にある市立山崎小学校の児童たち。小学校の創立30周年とルービックキューブの発売30周年を記念して制作したという。おもちゃショー初日には、ギネス世界記録公認認定員をイギリスから招いて認定証の贈呈式も行われた。

photophoto 近くで見ると、ルービックキューブで作られていることが分かる

 東京おもちゃショー2010の会期は、7月18日(日曜日)まで。週末の一般公開では、子ども連れでも楽しめるように西4ホールに「キッズパーク」が設けられるほか、イベントステージではポケットモンスターやスーパーヒーローのキャラクターショーなども多数予定されている。

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