シャープは9月24日、Blu-ray Discレコーダーの新製品として“AQUOSブルーレイ”3機種を発表した。8月に登場した上位モデル「BD-HDW700/HDW70」の機能を継承し、Blu-ray 3DやBDXLをサポートした多機能なミッドレンジモデルとなる。10月2日から順次発売する予定で、価格はオープンプライス。実売想定価格は、「BD-HDW65」が12万円前後、「BD-HDW63」が11万円前後、「BD-HDS65」が9万5000円前後になる見込みだ。
春に発売された「BD-HDW55/HDW53」および「BD-HDS55」の後継機。主な違いは、チューナーの数と内蔵HDD容量で、「BD-HDW65」と「BD-HDW63」は、デジタルダブルチューナーを搭載して2番組同時録画が可能だ。もちろんスカパー!HD録画に対応しており、BD-HDW700/HDW70と同様、スカパー!HDを含めて3番組の同時録画が可能になっている。HDD容量は、HDW65が500Gバイト、HDW63は320Gバイト。一方の「BD-HDS65」は、シングルチューナーに500GバイトHDDという構成だが、一部AQUOSとi.Link接続すれば2番組同時録画が可能になる。
薄型で「AQUOSとのマッチングを図った」(同社)という薄型の新デザインを採用した。基本的には3機種共通だが、BD-HDW65は天板が光沢ブラックなのに対し、BD-HDW63とBD-HDS65はマットなブラック。またWチューナーモデルはフロントパネルをシルバーメッキで縁取りしているが、シングルチューナーモデルは黒光沢といった違いがある。
リモコンも新デザインになった。光沢のあるブラックを基調として高級感を加えたほか、幅を狭くすることで持ちやすくなった。テンキーをドア内に配置したことで生まれたスペースを使い、ボタンを全体的に大型化。また再生系など使用頻度の高いものについては大きく配置し、さらに蓄光式ボタンとしている。
EPGは、新たに番組ジャンルを示すアイコンがカラー化されて見やすくなったほか、サブチャンネル表示に対応したことでWOWOWのSD番組も見つけやすくなった。録画済み番組をキーワード検索できる「かんたん番組検索」には新たに番組名の類似する番組を見つけ出す「類似検索」を追加するなど、機能強化を図った。
このほか、AQUOSブルーレイの特長でもある「高画質純録り」やi.Link端子を使ったケーブルテレビSTB連携といった機能を搭載。Wチューナーの2機種はIEEE 802.11n(a/b/g)無線LANを内蔵し、スカパー!HD録画やDLNA、「アクトビラ ビデオ・フル」などに利用できる。
そのほかの主な仕様は下表の通り。
型番 | BD-HDW65 | BD-HDW63 | BD-HDS65 |
---|---|---|---|
チューナー構成 | デジタル3波×2 | デジタル3波 | |
内蔵HDD | 500Gバイト | 320Gバイト | 500Gバイト |
BDXL対応 | ○ | ||
スカパー!HD録画 | ○ | ||
DLNAサーバ | ○ | ||
入力端子 | 映像/S映像/音声×各2 | 映像/S映像/音声×各1 | |
出力端子 | 映像/S映像/D映像/HDMI×各1、音声×2、デジタル音声 光×1/同軸×1 | 映像/S映像/D映像/HDMI×各1、音声×1、デジタル音声 光×1 | |
無線LAN | ○ | ||
外形寸法 | 430(幅)×299(奥行き)×67(高さ)ミリ | ||
重量 | 約4.1キログラム | 約4.2キログラム | 約4.1キログラム |
発売日 | 10月2日 | 11月20日 | |
実売想定価格 | 12万円前後 | 11万円前後 | 9万5000円前後 |
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