東芝は3月2日、スマートフォンやPCを使ってテレビやレコーダーを操作できる「レグザ Apps コネクト」を大幅に拡充すると発表した。既存アプリの対応プラットフォーム拡充に加え、新規アプリも続々と投入される。
まず、現在iPhone/iPod向けに提供されている「RZタグラー」のAndroid版およびPC版(Windows、Mac版)を5月上旬から順次無償配布。中でもPC版は、キーボードを使ってタグリスト編集の作業が快適に行えるように機能性を高める方針だ。また新規のアプリとして、「RZ現在番組」「RZ見るナビ」および「RZアートリモコン」シリーズを年央をメドに提供するという。いずれも無償だ。
RZ現在番組は、現在放送中の番組タイトルや放送時間をスマートフォンなどの画面に一覧表示し、チャンネルの選択まで行えるというもの。REGZAには画面下部だけに放送中の番組表を表示する「ミニ番組表」という機能が搭載されているが、それと同じことを手元の端末で行える。「ミニ番組表は、視聴中の番組をあまりジャマしないためユーザーに評価されている。しかしRZ現在番組を使えば、まったくジャマしない」(同社)。
“レグザブルーレイ”の録画番組一覧をスマートフォンなどの画面に表示し、選んだ番組をレグザで再生できるアプリ。機能としては、DLNAのDMC(デジタルメディアコントローラー)に準じたもの。DMS(サーバ)機能を持つレグザブルーレイと、DMR(レンダラー)機能を搭載したレグザの組み合わせで利用できる。
RZアートリモコンは、パッと見ではとてもリモコンとは思えないアーティスティックな画面デザインが特長のリモコンアプリだ。画面の図柄にリモコンのボタンが割り当てられており、タッチするだけで操作が可能になる。
ちなみに、図柄の中には良く見るとボタンの役割を推測できるものもあるが、逆にまったく予想できないものもあり、「何が起こるか分かりません」(東芝ビジュアルプロダクツ社の片岡秀夫氏)。もちろん各アプリには解説が付くため、実際にユーザーが迷うことはない。メーカーの“遊び心”を楽しめるアートなリモコンアプリといえそうだ。
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