BCNは7月20日、PC・デジタル家電の実売データを集計する「BCNランキング」に基づき、106のジャンルについて2011年度上半期(1〜6月)に最も販売数量の多かった「上半期No.1メーカー」を発表した。このうち液晶テレビでは、シャープが「40インチ未満」「40インチ以上」の両方で“上半期No.1メーカー”を獲得した。
2011年上半期のPC・デジタル家電市場は、前年同期比で販売台数が108.3%、販売金額が94.7%となった。このうち薄型テレビは、エコポイント終了に伴う駆け込み需要が3月の震災で空振りに終わったものの、アナログ停波を目前に地デジ化特需が最終局面に突入し、販売台数は前年同期比で29.9%増と堅調。ただし、単価下落が響いて販売金額は10.6%減となった。「主力の32V型の値下がりや、小型テレビの増加に伴う平均単価の下落が響いた」(BCN)。
シャープは、液晶テレビの「40インチ以上」で数量シェア45.3%、「40インチ未満」でも36.9%で2冠を達成した。一方、プラズマテレビ(サイズによる区別はなし)では、パナソニックが78.3%で上半期No.1メーカーとなっている。
このほか、Blu-ray Discレコーダーではパナソニックが33%でトップ。携帯オーディオ市場では52.1%でソニーが上半期No.1メーカーとなった。ソニーは、2010年8月に台数シェアでアップルを上回り、2011年に入ってからも5割以上の台数シェアをキープしている。
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