ソニーは9月14日、25型有機ELパネル搭載の医療用モニターを、11月9日から発売すると発表した。価格はオープンプライスで、市場推定価格は102万9000円前後。
PVM-2551MDには、同社独自の「Super Top Emission(スーパートップエミッション)」構造のフルHD(1920 × 1080)有機ELパネルを採用している。黒の再現性の高さによる高コントラストや動画応答性の高さといった有機ELパネルの特性を生かした上、パネルの上面から光を取り出すトップエミッション構造とカラーフィルターによる独自の色抽出技術により色純度を向上。さらに10ビットドライバーを搭載し、映像のグラデーションを滑らかに再現できるようにした。これにより、内視鏡や手術用のモニタリングなどにおいて微細な映像表現を可能にし、手術器具や手元の素早い動きに残像のストレスなく追従するなど、医療現場用モニターに求められる高レベルの映像表現を可能にしたという。
画像の左右反転機能や2画面表示機能、色温度切り替え機能をはじめ、入力信号に応じた6種類のガンマ選択、輝度やコントラストを20パターンまで記憶できるユーザーメモリー機能など、医療現場をサポートする機能も豊富に搭載する。
そのほか、画面とベゼル部をフルフラット化してパネル前面に保護パネルを装備。滑らかな丸みを帯びた筺体とするなど、デザインは衛生面、安全面に配慮したものとなっている。
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