NHKは、現行ハイビジョンカメラと同等サイズのスーパーハイビジョン(SHV)用小型カメラヘッドを開発した。5月24日〜27日の「技研公開2012」で展示する。
従来のSHVカメラは複数の撮像素子を組み合わせて利用しているが、この方式では3原色に色を分離するプリズムが必要になり、カメラヘッドの小型化が困難だった。そこで、新たにカラーフィルターを搭載した3300万画素の撮像素子を試作。単板カラー撮像方式とすることで大幅な小型・軽量化を実現している。
重量は約4キログラムと従来の1/5以下。さらに小型化により、一眼レフカメラ用のさまざまなレンズがそのまま利用できるようになったという。開発には日立国際電気が協力した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR