ソニーは8月27日、迫力の重低音再生が特長の「EXTRA BASS」(エクストラベース)シリーズ新製品として、ヘッドフォン3機種6モデルを発表した。10月10日に発売する予定だ。
いずれも密閉ダイナミック型のオーバーイヤー型。7月のカナル型イヤフォンに続くモデルチェンジとなり、中高域もバランス良く再生するという“音作り”も踏襲した。また外観も大きく変わり、従来の「クラブハウスのヘビーでダーティーなイメージ」(同社)から、今回は「より幅広い層に好まれる、洗練された格好良さ」を目指している。ドライバー径はエントリー機の「MDR-XB400」が30ミリ、ミッドレンジの「MDR-XB600」は40ミリ、上位機の「MDR-XB900」が50ミリ。
型番 | MDR-XB400 | MDR-XB600 | MDR-XB900 |
---|---|---|---|
ドライバー径 | 30ミリ | 40ミリ | 50ミリ |
再生周波数特性 | 5〜2万2000Hz | 4〜2万4000Hz | 3〜2万800Hz |
インピーダンス | 24オーム | 40オーム | 24オーム |
音圧神戸 | 100dB/mW | 104dB/mW | 106dB/mW |
重量 | 約150グラム | 約220グラム | 約290グラム |
カラー | ブラック、ホワイト、レッド | ブラック、ゴールド | ブラック |
スイーベル/折り畳み機構 | ○/× | ○/○ | ○/○ |
コード | 両だし1.2メートル | 両だし1.2メートル | 片だし1.2メートル |
価格 | 4935円 | 8715円 | 1万8375円 |
発売日 | 10月10日 | ||
共通の新技術として、カナル型イヤフォンに採用した「アドバンスド・ダイレクト・バイブ・ストラクチャー」の強化版を導入。振動版の周囲にシーリングを施し、鼓膜までの気密性を高めることで、重低音のグルーヴ感をダイレクトに伝達するというものだ。イヤフォンでは振動板前面の容積のみを最適化していたが、ヘッドフォンでは背面の容積も調整し、重低音の立ち上がりを向上させるとともに、広がりのあるクリアなサウンドを実現したという。
新開発の「シームレスイヤーパッド」は、低反撥(はんぱつ)ウレタンフォームを伸縮性の高いレザーで覆ったもので、耳と接触する面に縫い目を設けないのが特長、装着時の快適さと気密性を向上させ、音漏れの低減も期待できる。ハウジング部をフラットに折りたためるスイーベル機構は各モデル共通だが、ハウジング部を内側に折り畳む機構は上位2モデルのみ採用。さらに最上位モデルのMDR-XB900には、ヘッドバンド部にレザー製クッションをおごった。ケーブルはフラットタイプで、表面に細かい溝を設け(摩擦を減)、絡みにくくなった「セレーションコード」としている。
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