ジャパニーズ・ウォルナットは、和名で鬼胡桃(おにぐるみ)。多くの民族楽器に使用され、優れた音響特性を持つ。このハウジングにパーメンジュール磁気回路とOFC6Nボビン巻きボイスコイルを採用した53ミリ径専用ドライバーを搭載し、木製ならではの暖かい音色を実現したという。再生周波数特性は5〜4万2000Hz。
インピーダンスは44オーム。重量は180グラムとなっている。価格は6万3000円で11月16日に発売予定。数量限定生産となっている。また、EARSUITのラインアップとして、ヘアライン加工のステンレスハウジングを採用した「ATH-ES700」、アルミニウムハウジングの「ATH-ES500」も登場する。
型番 | ATH-ESW11LTD | ATH-ES700 | ATH-ES500 |
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ハウジング | ジャパニーズ・ウォルナット | ステンレス | アルミニウム |
ドライバー径 | 53ミリ | 42ミリ | 40ミリ |
価格 | 6万3000円 | 1万8900円 | 2万5200円 |
発売日 | 11月16日 | ||
Bluetooth対応モデルのバリエーションが拡大したことも2012年モデルの特長だ。例えばスポーツ向きの“SoundPhone”「ATH-BT07」は、耳から首元にかけてフレームが一体化した「動きに強いモデル」(同社)。IPX5相当の防水機能で水洗いも可能だ。本体重量は約26グラム。
ダイナミック型のドライバーは13.5ミリ径で、再生周波数帯域は20〜2万2000Hz。Bluetooth Ver.2.1+EDRに対応し、マルチペアリングで最大8台の機器登録が可能。またSCMS-T対応により、ワンセグ音声などもワイヤレスで聞ける。価格はオープンプライスで、市場想定売価は1万円前後となっている。
また同じくSoundPhoneシリーズとして、カラフルな6色をそろえた「ATH-BT09」が登場。「ティーンなど若い世代にもBluetoothヘッドセットの良さを知ってもらうため、あえて価格を抑え、カラフルなカラーバリエーションをそろえた」(同社)という。ドライバーは8.5ミリ径で、再生周波数帯域は20〜2万3000Hz。もちろんSCMS-Tにも対応している。12月14日発売予定。
また重低音で知られる“SOLID BASSシリーズ”にもBluetooth対応の3モデルをラインアップ。「ATH-CKS99BT」は、専用チューニングのヘッドフォンアンプ内蔵受信機にダイナミック型イヤフォンを組み合わせたもの。「デュアルチャンバーメカニズムAR」と13ミリ径ドライバーと合わせ、重厚な低域とクリアな中高域を再現するという。Bluetoothは3.0+EDRをサポート。SCMS-TやCSRのaptXコーデックにも対応している。また12.5ミリドライバーの「ATH-CKS55BT」もラインアップ。どちらも12月14日に発売する予定だ。
このほか、女性向けラインアップ「BIJOUE」(ビジュエ)にスワロフスキー・エレメントをあしらった「ATH-CKF505」が登場。また50周年記念モデル「AT50ANV」の基本設計を踏襲した空芯MC型ステレオカートリッジ「AT-ART7」(11月16日発売、12万750円)、マルチチャンネル対応のギター用ワイヤレスシステム「ATW-1101/G」「ATW-1102」なども同時に発表している。
さらに会場には、試作機ながらUSB、同軸デジタル、光デジタルのすべてが192kHz/24bitまでサポートするというヘッドフォンアンプ「AT-HA7000BTL」(仮称)が参考展示されていた(撮影は不可)。32bit DACを搭載するほか、BTL(Bridge-Tied Load)方式の採用により、LR共通となるグランドラインを排除。「究極の電気的分離度を実現した」という。ただし、製品化時期や価格帯などの詳細は未定となっている。
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