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ポータブルでプレミアムなBluetoothスピーカー、フィリップス「P9」登場

» 2012年12月14日 22時48分 公開
[ITmedia]

 フィリップス エレクトロニクス ジャパンは12月14日、オーディオブランド“Fidelio”(フィデリオ)の新製品として、Bluetooth対応のポータブルスピーカー「P9」を発表した。ブラックとホワイトの2色を2013年2月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭では2万9800円前後になる見込みだ。

「P9」はブラックとホワイトの2色

 2013年のテーマは、“プレミアム&ワイヤレス”という同社が送り出すオーディオ新製品の第1弾。「スマートフォンなどの普及を受け、急速に拡大しているBluetoothスピーカー市場に向け、デザイン、音質にこだわったオーディオ製品を提供する」(同社コンシューマーライフスタイル事業部長の稲原薫氏)。2013年も春から秋にかけてワイヤレス、プレミアムといった位置づけの新製品を多数投入するという。

2013年のテーマは、“プレミアム&ワイヤレス”という稲原薫事業部長(左)。

 P9は、ポータブルながら豪華な仕様のワイヤレススピーカーだ。287(幅)×125(高さ)×55(奥行き)ミリのボディーは、航空機にも使われるアルミ合金製で、側面には木製のパネルを装着した。手縫いのレザーカバーと合わせ、高級感を演出する。

アルミ合金製ボディーに木製パネル。本体重量は1.3キログラム

 スピーカーは、約2センチ径のソフトドームツィーターと5センチ径ユニットのダブルウーファーという2Way3ユニット構成。さらに背面に11.5×5.9センチの楕円(だえん)形パッシブラジエーターを備え、フィリップスが特許を持つ「wOOx」(ウークス)技術で深みと広がりのある低音を実現した。wOOx技術は、パッシブラジエーターとアクティブイコライザーにより、低域の量感を向上させるというものだ。内蔵アンプの出力は10ワット+10ワット。

合計6つのスピーカーユニットと2つのパッシブラジエーターを搭載

 使用時にスタンドになるレザーカバーは、その使い方によって低域をコントロールできる。例えば本体との間に空間を作り、パッシブラジエーターと距離をおけば低域が増し、逆に近づけると中高域が前に出てくるという具合だ。3段階のアングルで好みの音に調整できる。

後ろに余裕を持たせると低音の量感が増し、ぴったりつけると中高域が前に出てくる。中間のスタンダードな置き方と合わせ、3段階の調整が行える

 BluetoothはVer.2.1+EDR(A2DP対応)。内蔵バッテリーによる駆動時間は最大8時間で、充電時間は約3時間となっている。本体にバッテリー残量を示すスマートセンサーを備えているため、一目で確認できる。また、背面にはスマートフォンなどの充電が可能なUSBポートも備えた。

発表会場となった東京ミッドタウンの「Billboard LIVE」では、「Soundrium 2012」と題してフィリップスの歴史が分かるオーディオ製品の数々を展示している。抽選で同社製品やBillboaed LIVEのギフトカードが当たるキャンペーンも実施中だ

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