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地味だけどリアル?、“AQUOS”ブランドの4Kテレビが目指したもの(2/2 ページ)

» 2013年07月24日 00時05分 公開
[芹澤隆徳,ITmedia]
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「店頭モード」はありません

 シャープに限らず、家電量販店の店頭などではリッチな色あいと画面の明るさを強調したド派手な「ダイナミックモード」に設定し、人目を引くのが一般的だ。それが一般家庭の視聴環境とは大きく異なることから、「店頭モード」などと揶揄(やゆ)されることもある。

 しかしUD1シリーズでは、ダイナミックモードによる店頭展示は行わない。代わりに用意したのは、「標準モード」をベースに明るさだけを向上させた「高精細モード」というもの。量販店の店内は一般的案家庭よりもかなり明るいため、輝度アップは欠かせないが、色温度や色の濃さは標準モードとまったく同じだ。

「高精細モード」(左)。右側は「ダイナミック」モードに設定したフルHDモデル「XL9」(右)

 「フルHDテレビがファーストインプレッション重視の訴求であるのに対し、4Kテレビはリアリティーを追求する。一見、地味に見えるかもしれないが、店頭で見た画質を、そのまま家庭のリビングルームで楽しめる」(同氏)。

 新しい手法でユーザーに訴求する“AQUOS”UD1シリーズ。「これまでにない取り組み」(同社)は吉と出るのだろうか。より買いやすい価格の60V型「LC-60UD1」は、8月10日に発売される。

付属のリモコン

型番 LC-70UD1 LC-60UD1
画面サイズ 70V型 60V型
パネル解像度 3840×2160ピクセル
バックライト エッジ型LEDバックライト
無線LAN
録画機能 ○(USB外付けHDD対応)
DLNA/DTCP-IP
外形寸法 157.8(幅)×99.6(高さ)×38.3(奥行き)センチ 137.8(幅)×87.6(高さ)×38.3(奥行き)センチ
重量 約55キログラム 約45キログラム
実売想定価格(オープンプライス) 85万円前後 65万円前後
発売日 6月15日 8月10日
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