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2013年上半期のセル映像ソフト市場は数量前年比3%減もBDは好調――GfK Japan調査

» 2013年08月22日 22時00分 公開
[ITmedia]

 ジーエフケー・ライフスタイルトラッキング・ジャパンは、2013年上半期のセル映像ソフトの販売動向に関する「2013年上半期 映像ソフト市場総括」を8月21日に発表した。

 映像ソフト全体で見ると、BDやDVDなどを含む2013年上半期のセル映像ソフト市場は2534万枚、1094億円となった。数量ベースでは前年比3%減ながら、Blu-rayソフトの伸長などで平均価格が上昇し、金額ベースでは1%増に落ち着いている。

 販売チャネル別では、Eコマースが金額構成比で52%、メディアストアが28%、家電量販店が9%を占めた。ジャンル別では、邦アニメと邦画が好調に推移。特に、劇場公開作品などで追い風を受けた邦アニメの金額構成比は、2012年通年から5%ポイント増の29%を記録した。一方、洋画は新作旧作ともに伸び悩み、同11%となっている。また、音楽の金額構成比は2012年通年から1%ポイント減の32%となった。

Photo 映像ソフトジャンル別金額構成比

Blu-ray Discが伸長

 Blu-rayソフト市場については767万枚、419億円となり、数量前年比で29%増、金額前年比で36%増を記録。セル映像ソフト市場全体に占める割合は、金額ベースで38%に達した。チャネル別金額構成比は、Eコマースが66%、メディアストアが17%、家電量販店が12%。ジャンル別金額構成比では、邦アニメが51%、音楽が19%となっている。話題作の発売が相次いだ邦画は販売金額が前年同期の約1.8倍、構成比では6%を獲得した。

 同社の分析によると、ビッグタイトルに恵まれた上半期と比べ、下半期は前年比としてはやや落ち着くと予想。2013年通年のセル映像ソフト市場は、最終的に数量・金額とも前年をわずかに下回ると見込んでいる。また、Blu-rayソフト市場は、下半期も好調さを維持するとみられ、金額ベースで前年のおよそ1.3倍に成長すると予測している。

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