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» 2013年11月29日 19時55分 公開

“4K相当”の意味と意義、シャープ「AQUOSクアトロン プロ」 (2/2)

[芹澤隆徳,ITmedia]
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 逆に4Kテレビとの違いは何かと尋ねると、「色の解像度」だという。吉田氏によると、「4Kテレビが4:4:4に対し、クアトロン プロは4:2:4というイメージ。もっとも現在のBlu-ray Disc、そして将来のHEVCによる4K動画配信を含めてコンテンツは4:2:0となるため、色解像度についても不足はないと考えている」(同氏)。

「超解像 分割駆動エンジン」の概要(左)。実写による従来技術との比較(右)

 なお、「超解像 分割駆動エンジン」は、入力信号がフルHDなら4K解像度にアップコンバートしてからパネルを駆動し、4K入力時には入力信号の輝度/色情報をそのまま使ってパネル駆動を調整する。ただし、「XLシリーズ」のHDMI入力は4K/30p(30フレーム/秒)が上限で、今後もファームウェアアップデートなどの予定はない。24pが主流の映画はともかく、将来的に4Kでスポーツ中継などを見たときにはフレームレートの不足を感じる可能性はありそうだ。対して4Kテレビの「UD1シリーズ」は、年内のアップデートによって4K/60p入力が可能になる。

一番いいフルHDテレビ、小さいサイズもある4K相当

 シャープでは、「XLシリーズ」の登場で消費者にも2つのメリットがあると話す。1つはもちろんコスト。新パネルとはいえ、クアトロンの登場から4年が経過していることもあって4Kパネルよりも安価だ。「例えば60V型で比較すると、UD1シリーズとは実売で10万円前後の差がある。もちろん、一番良いものがほしい方には4Kテレビをおすすめしたいが、リーズナブルな価格で4K相当のテレビを提供できるのは大きなメリット」(同社)。

 もう1つは、現在の4Kテレビにはない46V型をラインアップしていること。「32V型や37V型からのランクアップとして40インチクラスを検討するケースも多いはず。より上質な46V型としておすすめしたい」と話している。「XLシリーズの店頭展示が始まってからは、4Kテレビと同じではないものの、“解像感の高いフルHDテレビ”、“一番いいフルHD”という意識で見てもらっていると思う。“4K相当”については、今後も店頭で啓蒙していきたい」(同社)。


型番 LC-80XL19 LC-70XL10 LC-60XL10 LC-52XL10 LC-46XL10
発売日 12月10日 11月30日
実売想定価格 88万円前後 68万円前後 35万円前後 30万円前後 26万円前後
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