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「ブラウン史上、もっとも効率よくそり上げる」――8年ぶりのシェーバー最上位機「シリーズ9」

» 2014年11月05日 18時24分 公開
[ITmedia]
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 プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&G)は、ブラウンの男性用シェーバー新製品「シリーズ9」を発表した。2006年の「シリーズ7」以来、およそ8年ぶりに投入するフラグシップモデル。オープン価格で11月上旬に発売する。実売想定価格は4万2800円(税別)。

ブラウン「シリーズ9」。型番は9090cc

 ブラックとシルバーを組み合わせ、流麗なデザインに仕上げられた往復式シェーバー。発表会のために来日したブラウンシェーバー部門チーフデザイナー、ウルフギャング・ステッグマン氏によると、デザインのモチーフは「男性の上半身のシルエット」だという。「パワフルなモーターを搭載しつつ、肌への優しさを維持しなければならない。テクノロジーとデザインのバランスを考えたとき、男性の上半身のシルエットが理想的だと気づいた」(同氏)。

ブラウンシェーバー部門チーフデザイナー、ウルフギャング・ステッグマン氏(左)。デザインのモチーフは男性の上半身のシルエットだという(右)

 製品の開発コンセプトは、シェーバーにおける長年の課題でもある「肌への優しさと深ぞりの両立」だ。開発担当者のヒュルゲン・ホーザー氏は、「ヒゲの生え方には個人差があり、クセのあるヒゲはそり残しにつながりやすい。1回目のストロークでそり残すと、何度もストロークを繰り返してしまい、肌へのダメージにつながる」と指摘する。「クセのあるヒゲに対応する秘訣は、カットすることより、寝ているヒゲやさまざまな方向に生えているヒゲを“いかに取り込むか”だ」(同氏)。

 シリーズ9では、2つの網刃の間に、新しい「極薄リフトアップ刃」および「くせひげキャッチ刃」と呼ばれる2種類のトリマーを配置した。「くせひげキャッチ刃」は、クシ刃でさまざまな方向に生えているヒゲを整列させ、「極薄リフトアップ刃」は薄い刃で寝たヒゲを下から持ち上げる仕組みだ。合わせて枚分1万回の音波振動で肌を振るわせてヒゲをスムーズに“取り込む”。

シェービングヘッド部

「極薄リフトアップ刃」と「くせひげキャッチ刃」の仕組み

 網刃の網目も緻密(ちみつ)に計算されたもの。例えば上面の穴は小さめだが、側面は大きめにするなど、肌に押し当てる際の圧力に合わせて形状を変えている。「網目のパターンは899。この形状は6週間をかけて計算したものだ」(ホーザー氏)。これにヘッド自体も前後に可動する「密着3Dヘッド」や前後の網刃が上下に動くサスペンション機構などを合わせ、肌の表面にある凹凸にスムーズに追随しながら肌へのストレスを抑えるという。

 「シリーズ9は、ブラウン史上、もっとも効率よくそり上げる。長年の課題であった“肌への優しさと深ぞりの両立”。今回はそれを新しい次元へ引き上げた」(ホーザー氏)。

899パターンもある網目

洗浄機能付き充電スタンド「クリーン&リニューシステム」が付属する(左)。分解図。シリーズ9は400以上の部品から構成される(右)

製品名 ブラウン シリーズ9
型番 9090cc
本体サイズ 66(幅)×168(高さ)×44(奥行き)ミリ
重量 210グラム
ジェーバー洗浄機能 ○(クリーン&リニューシステム)
充電時間 約1時間
連続使用時間 45分間(1日1回3分間使用時)
価格 オープンプライス、実売4万2800円(税別)

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