「AM09」の良いところの1つは、安全性の高さ。空気を暖めるセラミックヒーターはループ部の左右に設けられており、出力は全体で1200ワットとけっこう高いのだが、稼働中にループ部を触ってもほんのり暖かい程度だ。万が一、足でけとばしてしまったりしても、転倒時には自動的にストップする。
またサーモスタットを搭載しているため、温度を設定しておけば室温を維持してくれるほか、スリープタイマーを使えば、設定した時間が経過すると自動的に電源がオフになる。エアコンと同じような使い勝手で、よりパワフルに素早く部屋の中を暖めてくれるのがメリットだ(オンタイマーはなし)。なによりデザインがユニークで、試用機の「ブラック×ニッケル」はつや消しブラックの外観でAVラックの横にあっても違和感がない。とくにモダンなインテリアにはマッチしそうだ。
価格は6万3504円(税込、直販価格)とファンヒーターとしては高めの設定。ただ、夏には扇風機として、あるいは上を向けてサーキュレーター代わりにも使えるため、1台あれば季節を問わず活躍してくれる。コンパクトなサイズで、季節が変わっても押し入れにしまい込む必要がないのはありがたい。
課題といわれた音の大きさも気にならないレベルとなり、新機能も追加されてより使い勝手がよくなった「AM09」。デザイン重視で選んでも後悔しない製品といえそうだ。
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