3つめに伊藤氏が提案する分野が「家電の嗜好(しこう)品化」だ。スマートフォンなどはほかの人と差別化するために好みのカバーを付ける人がいるが、家電の場合、長く使うにもかかわらずデザインを変えるのは難しい。
そこで同社では、ユーザーの好みに合わせてデザインを変えられる製品を提案。第一弾として「冷蔵庫用 着せ替えカバー」を2015年春以降販売する。現在、ディズニーデザインのカバーが製品化される予定だという。着せ替えカバーを利用できるのは発売中のAQUAブランド冷蔵庫(AQR-16D、AQR-18D、AQR-SD28C、AQR-D28C)と今後発売する同ブランドの一部。詳細はAQUAブランド冷蔵庫サイトで確認可能。
イベントでは、2014年6月に戦略パートナーシップを提携したamadana(アマダナ)デザインの製品も紹介。白物家電にありがちな素材をできるだけユーザーの手に触れる部分に使用せず、これまでとは異なるコンセプトで展開していくという。第一弾として冷蔵庫(3モデル)、洗濯機(2モデル)、トースターが発表された。
さらに、世界初となる「洗っている様子が見える」スケルトン洗濯機の動画も公開された。
イベント中、何度か伊藤氏は「ハイアールアジアはサンヨーブランドを受け継いだ」と述べ、さらに「オフィスにいる従業員のほとんどが日本人」であることに言及。斬新なだけでなく、高い品質の製品を送り出せるという自信のように記者には聞こえた。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR