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フォステクス、バランス接続に対応したヘッドフォンアンプ「HP-A4BL」と着脱式になった「TH900mk2」を発表ポタフェスで聴ける

» 2015年12月18日 21時49分 公開
[ITmedia]

 フォステクスカンパニーは、ヘッドフォンのバランス接続に対応したDAC内蔵ヘッドフォンアンプ「HP-A4BL」およびケーブルを着脱式にしたヘッドフォン「TH900mk2」を発表した。いずれも2016年1月中旬に発売する予定で、価格は「HP-A4BL」が4万8000円、「TH900mk2」は17万8000円(いずれも税別)。12月19日に開幕する「ポータブルオーディオフェスティバル」で展示する。

「HP-A4BL」

 「HP-A4BL」は、既存モデル「HP-A4」をベースにXLR(4極)バランス出力を装備した。DACチップは、バーブラウンの「PCM1792A」で、最大192kHz/24bitのPCM音源および11.2MHzまでのDSD再生が可能だ。また新開発のオーディオコンデンサーや低位位相雑音高精度クリスタルを採用。音源に合わせてロールオフ特性やカットオフ周波数を切り替えられるデジタルフィルターも搭載している。

 入力はUSB2.0と光デジタル(角形)。RCAピンジャックによるアナログ出力にくわえ、光デジタル(角形)出力も備えている。本体サイズは150(幅)×34(高さ)×157(奥行き)mm。重量は約630g。電源にはACアダプターを使用する。

ケーブルが着脱式になった「TH900mk2」

 「TH900mk2」は、同社のプレミアムヘッドフォン「TH900」のバージョンアップ製品。新たにデタッチャブル・コネクタ・ポートを装備し、内部配線にも7Nグレードケーブルを採用。別売のXLR端子ケーブル「ET-H3.0N7BL」(オーブン価格)を使えばバランス接続が可能だ。

 磁束密度1.5テスラの磁気回路をおごった50mm径ドライバーユニットを搭載。振動板には「バイオダイナ」を採用し、「超低域の豊かな音、素直な中域、また高音域については、とくにプレゼンスに優れた再生音を実現した」(同社)としている。

 漆仕上げのハウジングカバーは、創業110年の老舗「坂本乙造商店」が手がけた。材料には肌目が緻密で堅く、表面が美しく仕上がる高級材「水目桜」を使用している。

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