「えっ、2000円!? 安いですね!」と思わず言ってしまった上海問屋ハイレゾイヤフォン:なんだか“ハイレゾ”なヤツを試してみよう

» 2016年09月30日 06時00分 公開
[井上輝一,ITmedia]

2000円でハイレゾ!?

 上海問屋から1999円で「ハイレゾ」に対応するとうたうイヤフォンが出てきました。ハイレゾというのはざっくり言うと、CD音源より情報量が多いということ。そしてその楽曲ファイルをハイレゾ音源といい、ハイレゾ音源の情報量を表現できるイヤフォンやヘッドフォンをハイレゾ対応といいます(関連記事)。

 正直、「いやいや、2000円でハイレゾって……(笑)」と心の中で思っていました。1万円やそれ以上の価格のイヤフォンを普段から聴いていると、2000円という価格帯のイヤフォンはそもそも選択肢に入らない、というかたもいると思います。私もそちらのほうで、大体いくらくらいの価格帯だとこの程度の音質、という相場が身についてしまっています。その感覚でいえば、2000円ってハイレゾどころか非ハイレゾの音源も十分に再生できないだろう、という思い込みがありました。

 それが「2000円でハイレゾって……(笑)」と思ってしまった理由なのですが、思い込みはよくありません。そんなわけで、今回はこの2000円ハイレゾイヤフォンをレビューします。

見た目はちょっと高級っぽい 肝心の音質は?

 まず外観から見ていきましょう。ハウジングの直径は約10mmで小さいです。イヤーピースはS、M、Lの3種類が付属しており、ここではMサイズを装着しています。

 イヤーピースを外してみたところ。ノズル径は約5mmです。

 スペックとしては7mmのダイナミックドライバーで、再生周波数帯域は5Hz〜40kHzとなっています。スペック表にないので明らかではありませんが、ケーブルも銅であることを強調するような透明ケーブルとなっており、ちょっと高級感がなくもないです。

 Y字ケーブルなので、装着方法は単純に耳に差し込んでそのままケーブルを下に垂らすのでもいいですが、ケーブルを耳の後ろに回す「シュア掛け」もできます。ケーブルはまあまあ柔らかいため、シュア掛けをしていて特に違和感はありません。こちらのほうがケーブルのタッチノイズが耳まで伝わりにくく、イヤフォンが耳から外れにくくなるのでおすすめです。

付け方付け方 装着は、ケーブルをそのまま下に垂らすのもいいですが、耳の後ろを回す「シュア掛け」もできます

 では音楽を聴いてみます。ハイレゾでは宇多田ヒカルの「Automatic」「First Love」(96kHz/24bit Flac)あたりを聴いてみました。非ハイレゾではアイドルマスターシンデレラガールズ スターライトステージ速水奏(CV:飯田友子)の「Hotel Moonside」やSupercellの「Perfect Day」をチョイス。

一足早くSpotifyでSupercellの「Perfect Day」を聴いてます 一足早くSpotifyでSupercellの「Perfect Day」を聴いています

 はっきりと書いていきましょう。いずれも女性ボーカルの曲なので、まずボーカルの聴感が大事になってきますが、あと一歩豊かさが足りません。高音もシンバルの解像や余韻が「あとちょっとなんだけれど……」というところ。一方で低音のドラムやベースは前に出過ぎず、かといって輪郭がぼやけているわけでもなく、なかなか良く仕上がっています。

低音だけのイヤフォンでは決してない

 ここまでの評価を見て、「ああ、また低音だけのイヤフォンなのね」と思われたかもしれません。しかし、上記の評価は「ハイレゾ」という高い理想に対しては「あと一歩足りない部分があるね」ということ。そこを目指さなければ、このイヤフォンはかなり良い線を行っています。中高音域に関して「あと一歩」と書きましたが、ダイナミックドライバーにしては良く鳴っています。バランスドアーマチュアドライバーで真面目に高音域に力を入れているイヤフォンにはさすがに及ばないね、というくらいです。

 何よりも、2000円なんですよこれ。2000円でここまで頑張るイヤフォンは少なくとも自分は初めてで、びっくりしました。びっくりして出た感想が「えっ、2000円!? 安いですね!」というこの記事のタイトル。どこかで見たことある感想の気がしますが。


 数あるイヤフォンの中でトップレベルの音がするイヤフォンではありませんが、低域から高域まで全体的な水準は高めです。「2000円くらいで良いイヤフォンないかな」と聞かれたら間違いなくこれを推しますし、「5000円くらいで」と聞かれてもこれを推します。「1万円くらいで」と言われたら選択肢の1つとしては出しますが、おそらく別のイヤフォンを推すでしょう。私の価格と音質の相場感としてはこれくらいの評価となります。

 2000円から良い音、始めてみませんか?

→【PR】PC USER特設ページ「ニーハオ!!上海問屋」
小粋で便利な周辺機器やAV製品から、おもしろUSBメモリまで、多彩な製品がここに集結!! “上海パンダ”がお出迎え


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年10月25日 更新
  1. 定格1650Wの7.5万円電源&Noctuaファン採用の異常検知アダプターが登場! (2026年10月24日)
  2. 「Galaxy Watch9」を1週間使って分かったこと Pixel Watchと比べた使い勝手は? (2026年10月23日)
  3. “置き場所に困る”大容量ポタ電の壁を打破! 冷蔵庫を3日動かすEcoFlow「DELTA Gen4」シリーズが日本上陸 (2026年10月23日)
  4. 天空が12月25日に発売する「GPD WIN Max 3」国内正規版 実機に触れてきた (2026年10月23日)
  5. FCCLが「FMV Keyboard X」の一般販売を開始 ハイスペックマウス「FMV Mouse X」も同時発売 (2026年10月22日)
  6. 約22万円の新型「Mac mini」で初めてのローカルAI体験 ストレージの価格高騰対策にピッタリかも (2026年10月20日)
  7. エイサー、Ryzen 3/5を搭載したコンパクトデスクトップPC Amazon専売モデルも用意 (2026年10月23日)
  8. 折りたたみ型から薄型まで! スマホやタブレットで“本気”の文字入力に使える持ち運び用キーボードを選ぶコツ (2026年10月23日)
  9. Anthropicが常時稼働するエージェント「Claude Duet」を発表/AMDとIntelが協業 PyTorchのx86 CPU最適化を「oneDNN」に一本化 (2026年10月25日)
  10. 「iPhone Duo」を1週間使って分かった、全部盛りではない“上質さ” 心地いい開閉ヒンジの内部を見るために“非破壊検査”してみた (2026年10月21日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー