ジャパンディスプレイは12月21日、有機ELディスプレイ(OLED)の事業化を目指すJOLED(ジェイオーレッド)を連結子会社化すると発表した。印刷方式によるOLEDの事業化を加速させる。
印刷方式とは、有機ELパネル(発光層)の成膜工程に印刷の技術を活用するというもの。ほかの生産方式に比べて生産コストの大幅な低減が可能になるとされているが、まだ量産に至った企業はない。
ジャパンディスプレイは、JOLEDが最先端の技術開発を行っていることから「OLEDの早期事業化が可能な企業である」と判断。産業革新機構からJOLED株式の一部譲渡を受け、議決権比率を現在の15%から51%に引き上げる。OLEDはジャパンディスプレイの連結子会社となる。
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印刷技術で大きく、低コストに――ソニーとパナソニックが次世代有機ELパネルを共同開発へCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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