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差がつく! iPhone Xの新機能「Animoji」使いこなし術

» 2017年12月02日 06時00分 公開
[山本敦ITmedia]

 iPhone Xを購入した方々は、新機能の「Animoji」(アニ文字)はもう使ってみただろうか。iPhoneシリーズの中では最新機種の「X」にしか搭載されていない顔認証システム=Face IDのカメラを活用したコミュニケーションツールである。今回はアニ文字の”差がつく使いこなし”を研究してみよう。

iPhone XのFace IDを活用した新機能「アニ文字」を楽しく使いこなそう

 まず、アニ文字がどこにあるのか見つからないという方は、「メッセージ」アプリを開いてApp Storeのアイコンをタップしてみよう。画面下の項目リストにアニ文字が並んでいる。キャラの頭の上にある「^」アイコンをタップすると、一緒に遊べる12種類のゆかいなアニ文字キャラたちが勢揃いしている。今のところアニ文字が使えるアプリはメッセージに限られているようだ。

アニ文字のゆかいなキャラクターは全12種類(写真=左)。「宇宙人」は最も多彩な表情を楽しませてくれるキャラの1つ(写真=右)

 iPhone Xの画面に顔を近づけていくと、こちらの目や口、頭の動きに合わせてキャラの表情がほぼリアルタイムに変化する。12種類のキャラクターのうち、比較的表情が豊かなのは”ウィンク”がそれらしく再現できる「さる」「宇宙人」「イヌ」「きつね」あたり。逆に「ロボ」や「ユニコーン」は狙った表情が作りにくい。どのキャラもこちらがiPhoneに向かって思いっきり不細工なヘン顔を放ってみても、一線を越えて表情を崩してこない。相手と楽しくコミュニケーションするためのツールなのだから、不安を与える表情は要らないのかもしれないが、せめて舌を出す仕草は再現してほしかった。

 アニ文字では、最大10秒間のモーションと音声を記録してからメッセージに添付して送ることができる。相手がiPhone Xのユーザーじゃなくてもアニ文字は届くし、音声メッセージも伝えられる。

アニ文字を受け取った方はiPhoneであればメッセージアプリで見られる

 実際に使ってみると10秒間はけっこう色んなことができる尺だ。「今から電車に乗ります。駅にはだいたい何時頃に着くのでスタバで待っててください」ぐらいのメッセージなら、わざわざ手で入力しないで声で録音して相手に送った方がこちらにとっては楽なこともある。しかもアニ文字にはテキストコメントも添えられる。

 iPhone Xに内蔵されているマイクの性能が優秀なので、音声メッセージもきれいに録れる。今回はさらにiPhoneに付属するイヤフォン「EarPods」のマイクと、パイオニアのLightning直結スピーカー「RAYZ Rally」のマイクで声を録って聞き比べてみた。結果、EarPodsをつないでマイクを口元に近づけて録った音が一番聴きやすかった。アニ文字を「録画」する場合はiPhone Xとの間隔を17cmほど開けないとユーザーの顔が認識されないので、屋外での音声録音にはEarPodsが活躍してくれそうだ。

アニ文字の音を録る際にマイクの品質は影響するのだろうか。比較してみた

 自分で作った、または相手から送られてきたアニ文字に気に入ったものがあれば、長押しで開いてからビデオファイルとしてカメラロールに保存できる。繰り返し使いたい時にはカメラロールから呼び出そう。

 最後にアニ文字からステッカー(=スタンプのこと)を作る方法も紹介しておこう。最高の表情を決めたら、キャラクターをメッセージのタイムラインにドラッグ&ドロップするだけ。とても簡単なのでぜひ試してみてほしい。

キャラクターの表情を決めたらタイムラインにドラッグ&ドロップ。ステッカーとして送れる

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