購入型クラウドファンディングは、実際にどのような流れで資金調達されるのでしょうか。今回は、一番ポピュラーな例を挙げて説明します。
クラウドファンディングは資金調達の手法の1つですが、基本的に従来の資金調達とは役割が分かれています。特に寄付型や購入型は、アイデアやコンセプトの検証、および試作品段階のものが合っているとされています。
クラウドファンディングはいくつかのタイプに分類することができます。一般的に行われているのは、リワードの種類によって分ける方法です。
クラウドファンディングの概念はたいへん広く、なかなか正確な市場規模を把握することが難しい面があります。しかし、11年ごろを境に、日本をはじめ韓国、香港、シンガポールなど、アジア諸国でもクラウドファンディング・プラットフォームが続々と登場しています。
クラウドファンディングは古くからある資金調達手法ですが、なぜ今改めて注目されているのでしょうか? それには、大きく分けて2つの時代背景があります。
一般の人々から広く金銭を集める、こういった資金調達手法は決して新しいものではありません。むしろ、古くからあるやり方です。
日本のメーカーや工場が世界に誇る技術をもっていることはよく知られていますが、その生かし方や売り出し方についてはまだまだ課題があります。しかしその分、課題を解決する方法さえあれば、大きな可能性を秘めているとも言えます。
そもそも「クラウドファンディング」とは何でしょうか。本連載では、国内外で大きな話題になった事例を皮切りに、その定義や歴史、現在の市場状況から基本的な実施方法までクラウドファンディングの基礎知識を紹介します。
注目記事ランキング