写真で解説する「GALAPAGOS 003SH」(ソフトウェア編)(2/2 ページ)
ソフトバンクのシャープ製Android第1号機として発売された「GALAPAGOS 003SH」は、ホーム画面やカメラ、アドレス帳などに独自のUIを採用している。そのあたりの使い勝手も含めて、中身を見ていこう。
ブラウザとメールの使い勝手は?
ブラウザの操作性はIS03と同じだが、003SHはAndroid 2.2対応なので、Flash 10.1のコンテンツを閲覧できるのが大きな違いだ。ただ、筆者が使用している003SHにはFlash Player 10.1がプリインストールされておらず、Android マーケットから入手してインストールすることでFlashを閲覧できた。
これまでのソフトバンクやボーダフォンのメールアドレスが使えるS!メール(SMS/MMS)にも対応しており、「HTC Desire HD 001HT」や「DELL Streak 001DL」など海外メーカー製のAndroid端末とは異なるメーラーを搭載している。UIや操作性はどちらかというとIS03に近い。デコレメールの作成やフォルダの自動振り分け設定、フォルダのシークレット設定なども可能だ。
日本語入力システムは「iWnn IME-SH edition」を採用。テンキーとQWERTYキーのソフトウェアキーボードが用意されており、テンキーはフリック入力も可能。ケータイではおなじみの、かな入力からカナ英数に変換する操作法もある。キーボード画像(スキン)の変更、QWERTYキーで入力する際に、不要なキーをグレイアウトさせる「ローマ字キーボード補助」、フリックの感度変更、受信メールの文字を学習する「メール返信時学習」など細かい設定も豊富だ。
ワンセグも3D表示可能
日本ならではの機能としてワンセグを視聴できるのも特徴の1つ。ワンセグアンテナは完全内蔵型なので、視聴するたびにアンテナを伸ばす必要がなくスマートに楽しめる。サイドキーから音量調節ができ、画面を左右にフリックするとチャンネルが切り替わる。横表示をした状態で放送中の画面をタップすると、録画、電子番組表や番組情報の閲覧、チャンネル切替などができる操作アイコンが画面下部に現れる。データ放送も閲覧できる。
ワンセグの3D表示にも対応しており、横表示中に画面をタップすると現れる「3D」アイコンに触れると、3D表示に切り替わる。ただ、もともと3D用に作られたコンテンツでなければ、長時間の視聴には向かないだろう。ワンセグに限らず、3Dコンテンツを見て「目が疲れる」と感じたときは、「設定」→「表示」→「3D表示の飛び出し度」を調節してみよう。標準では「強」に設定されているので、少しは和らぐはずだ。
同梱の16GバイトmicroSDHCには豊富な3Dコンテンツがプリセットされており、「3Dオススメ」ショートカットの「動画&画像」、または「音楽・動画」ショートカットの「ビデオ」→「おすすめ動画」から3D映像を視聴できる。「シュレック フォーエバー」「怪盗グルーの月泥棒 3D」「パンクブーブーLIVE STAND 2010」「劇場版3D あたしンち」「バトル・ロワイアル3D」「ほんとうにあった怖い話3D」「バイオハザードディジェネレーション」などが用意されている。
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