T-01Cとは何が違う?――「REGZA Phone IS04」の主要機能とサービスを試す(2/2 ページ)
auの「REGZA Phone IS04」は、同じく富士通東芝から発売されている、NTTドコモの「REGZA Phone T-01C」の兄弟機。通信事業者が異なるため、搭載している機能やサービスも微妙に違う。IS04の実力は? T-01Cとの違いは? 主なポイントをチェックした。
高精細な1219万画素カメラを搭載
カメラはT-01Cと同じく、オートフォーカス対応の1219万画素CMOSを搭載。パノラマ撮影はもちろん、顔検出フォーカス、自動追尾フォーカス、笑顔検出シャッター、美顔補正、手振れ補正といった、他社のハイスペックコンパクトデジタルカメラ並みの性能を持つ。撮影した写真や動画は、加工できるうえYouTubeなどへの投稿も可能だ。
実際に撮影してみると、レンズが小型のため多少歪みが見られるものの、その点はほとんど気にならないレベルだ。色を見ると、空の青が鮮やかに再現されていることが分かる。
auならではの機能が満載
T-01Cはドコモならではのspモードやドコモマーケットを利用できるが、IS04は「Skype au」「LISMO!」「LISMO WAVE」「jibe」「au one ナビウォーク」といった、auならではのサービスを利用できる。
- 無料通話が可能なSkype
auの携帯電話網を用いて通話できる「Skype au」に対応しているのも特徴の1つだ。Skype auに対応したスマートフォンとだけでなく、Skypeを利用しているPC、標準のSkypeアプリを用いたiPhoneやAndroid端末とも通話できる。もちろんインスタントメッセージも可能だ。Skype以外の電話へ通話する場合は、海外へかけるにはSkypeクレジットが必要で、国内の場合は通常のau携帯電話からの発信となる。
・多機能な音楽サービス「LISMO」
IS04は、T-01Cと同じミュージックプレイヤーを標準で搭載しており、プレイリストを作成して音楽を再生できる。さらに、auオリジナルのLISMO Playerも利用可能だ。利用するにはアプリケーションをダウンロードする必要がある。
スマートフォン向けLISMO!サービスでは、microSD内に保存している音楽を再生できるほか、音楽コミュニティ「うたとも」を利用したり、音楽情報を調べたりできる。うたともでは楽曲のレビューを公開したり、他ユーザーのレビューにコメントを書き込んだり、音楽を通じたユーザー同士のコミュニケーションができる。
・mixiやGmailを一元管理する「jibe」
SNSの複数アカウントを管理できる「jibe」ではTwitterやmixiといったSNSやブログなどをまとめて見られるだけでなく、アドレス帳や電話番号、メールアドレスとも連携できる。ぐるなびなどのサービスとも連携し、電話番号や住所といった店舗情報の確認のほか、営業時間などもチェックできる。
・ケータイ向けに定評のあるナビウォーク
従来の携帯電話のサービスを次々に取り入れてきたauのスマートフォン。総合ナビゲーションサービスのナビウォークも、「au one ナビウォーク」がスマートフォン向けに提供されている。インタフェースはケータイ向けとは異なるが、現在地や指定場所の地図の確認、経路検索、時刻表や鉄道運行情報、渋滞情報の確認などもできる。GPSを利用した目的地までのナビゲーションも可能だ。
もちろん、T-01CでもサポートしているYouTube、モバイルレグザエンジン3.0対応のワンセグ、スターメモ、ATOKなども搭載し、充実した機能を誇る。現行のスマートフォンでは数少ない防水性能をサポートしているのも魅力だ。IS04は、スペックや対応サービスの多さを重視する人にお勧めできるスマートフォンといえる。
関連キーワード
au | 音楽 | Skype | 画素数 | スマートフォン | LISMO | au 2011年春モデル | IS series | カメラ | REGZA Phone IS04 | 写真 | 撮影 | REGZA Phone T-01C | アプリケーション | 顔検出AF | mixi(ミクシィ) | 携帯電話 | Skype au | オートフォーカス | au one | インタフェース | iPhone | NTTドコモ | SNS | Twitter | YouTube | Android | ATOK | ぐるなび | GPS | LISMO WAVE | ワンセグ | spモード
関連記事
IS04は2月10日以降に発売:「IS04は最強のスマートフォン」――富士通東芝がau端末に見せる自信
「IS04はサービスと機能が最も優れたスマートフォン」――富士通東芝モバイルコミュニケーションズの大谷社長がそう話す「REGZA Phone IS04」が間もなく発売される。au春モデル向けの発表会で、IS04およびT006の詳細と、同社のau向けの戦略が説明された。動画で見るスマートフォン――「REGZA Phone IS04」
ケータイの動作速度はカタログからは分からないが、使用する上で満足度を大きく左右する。特にスマートフォンは、タッチパネルがスムーズに反応するかが重要だ。本コーナーでは、スマートフォンのホーム画面とブラウザの操作感が分かる動画を掲載するので、参考にしてほしい。ワンセグ、おサイフ、防水対応――Android 2.1搭載スマートフォン「REGZA Phone IS04」
富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製の「REGZA Phone IS04」は、2011年春に発売される、国内市場のニーズに対応した防水Androidスマートフォンだ。ワンセグや赤外線、おサイフケータイなどに対応している。写真で見る「REGZA Phone IS04」
富士通東芝モバイルコミュニケーションズの「REGZA Phone IS04」は、シャープのIS03に続いておサイフケータイに対応する国産Androidスマートフォン。発表会場では動作する製品に触れることはできなかったが、その外観の特長をお伝えする。「REGZA Phone IS04」発売、毎月割適用で実質価格は2万円台後半
auのAndroidスマートフォン「REGZA Phone IS04」が店頭に並んだ。都内量販店では、毎月割の適用で実質2万9400円と案内されていた。MNP適用の場合はさらに安くなる。KDDI、「IS03」「REGZA Phone IS04」のAndroid OSアップデートを明言
KDDIが「IS01」「IS03」「REGZA Phone IS04」のOSアップデート対応状況を公表した。映像機能からUI、カメラまで――「REGZA Phone T-01C」の実力を検証する
富士通東芝モバイルコミュニケーションズ製「REGZA Phone T-01C」は、映像機能にこだわったスマートフォンだ。おサイフケータイや防水など従来のケータイで好評な機能まで取り入れており、通常の携帯電話から買い替えても困ることは少ない。その主な機能を試した。動画で見るスマートフォン――「REGZA Phone T-01C」
ケータイの動作速度はカタログからは分からないが、使用する上で満足度を大きく左右する。特にスマートフォンは、タッチパネルがスムーズに反応するかが重要だ。本コーナーでは、スマートフォンのホーム画面とブラウザの操作感が分かる動画を掲載するので、参考にしてほしい。最新ケータイ徹底比較(スマートフォン2010年冬モデル編):第1回 CPU、サイズ、対応機能とサービスに秀でたモデルは?――最新Android12機種を横並び比較
2010年冬モデルでは多くのAndroidスマートフォンが発売されたが、どのモデルを購入しようか迷っている人も多いだろう。そこで、2010年10月28日~2011年1月14日に発売されたAndroid端末12モデルの主なスペックと機能、サービスを比較してみた。最新ケータイ徹底比較(スマートフォン2010年冬モデル編):第4回 ホーム画面の操作性に優れたモデルは?――13機種+2アプリを比較
Android端末で必ず使うホーム画面は、各モデルの個性が大きく反映されたポイントの1つ。限りなく素のAndroidに近いものもあれば、メーカー独自のカスタマイズを施したものもある。今回はこのホーム画面の使い勝手を比べてみた。最新ケータイ徹底比較(スマートフォン2010年冬モデル編):第5回 iWnn、ATOK、POBox Touch、Simeji――Androidの日本語入力システムを比較する
「快適に文字入力ができる」かは、スマートフォンを使う上で重要なポイントだ。 Android端末のタッチパネルを使った文字入力は快適なのだろうか。Android13機種に内蔵されている日本語入力システムと、入力アプリ「OpenWnnフリック対応版」と「Simeji」をチェックした。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.