「ドコモの学割」発表、基本使用料を1年間最大1500円割り引き
ドコモが1月20日から「ドコモの学割」を開始する。25歳以下のユーザーが新規契約すると、基本使用料を1年間最大1500円割り引く。既存ユーザーにも、大容量プラン利用者にはdポイントを1年間毎月1000ポイントプレゼントする。
NTTドコモは1月17日、25歳以下のユーザーを対象とした「ドコモの学割」を発表。1月20日から提供する。受付期間は1月20日から5月31日まで。
Xi(LTE)に契約し、基本プラン「カケホーダイ」か「カケホーダイライト」のいずれかと、パケットパックに申し込むことで、1年間にわたって毎月の基本使用料を1000円割り引く。「U25応援割」を併用すると、26歳の誕生月まで500円が割り引かれるので、1年間で1500円の割り引きとなる。ただしカケホーダイライトはU25応援割の500円引きは対象外。またU25応援割では、26歳の誕生月まで毎月1GBのデータ通信量をプレゼントする。
家族でデータ通信量を分け合える「シェアパック」で学割対象ユーザーの回線を追加し、基本プランにカケホーダイライトを選択した場合、割り引き後の月額料金は、カケホーダイライト(700円)+spモード利用料(300円)+シェアオプション定額料(500円)の1500円からとなる。
既存のドコモユーザーについては、Xiとカケホーダイまたはカケホーダイライトを契約し、「ウルトラシェアパック50/100」「ウルトラデータL/LLパック」のパケットパックに申し込めば、dポイントを1年間毎月1000ポイント進呈する。すでに上記パケットパックに申し込んでいるユーザーも、dポイント進呈の対象となる。
あわせて、ドコモの学割対象ユーザーに対して、「dTV」「dマガジン」「dヒッツ powered by レコチョク」「dアニメストア」「おすすめパック」のいずれかを契約すると、dポイントを2017年7月利用分まで毎月500ポイント進呈するキャンペーンも1月20日から実施する。またdポイント加盟店の商品が無料でもらえるキャンペーンを3月から実施する予定。
au、ソフトバンクとの違い
KDDIとソフトバンクは18歳以下の新規ユーザーに対して、4段階のパケット定額サービスを用意し(auは「学割天国U18」、ソフトバンクは「学割モンスターU18」)、固定回線のセット利用で月1410円、家族の新規加入で月1000円を割り引く。ドコモの学割ではこうした料金体系と割り引き方法は採用していない。
どちらかというと、同じく25歳以下を対象とした内容(auの「学割天国U25」、ソフトバンクの「学割モンスターU25」)に近い。auは26歳の誕生月まで月500円引き、ソフトバンクは1年間1000引き。ドコモは1年間最大月1500円引き、1年後もU25応援割で26歳の誕生月まで月500引きとなるのが違い。U25応援割が適用されるなら、26歳までのトータルの割引額はドコモが最も高い。ただしこの場合のドコモは新規契約のみで、既存ユーザーだと1年間1000ポイントの特典となる。
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