KDDIは「3ヶ月くりこし」──3キャリア繰り越し競争

» 2006年01月17日 15時39分 公開
[斎藤健二,ITmedia]

 KDDIは1月17日、基本使用料に付く無料通信分の余りを、3カ月まで繰り越すことができる「3ヶ月くりこし」を、8月1日から導入すると発表した。

 ただし、パケット割引きサービスに含まれる無料通信分は繰り越しの対象外。また、パケット割引きサービスに加入していた場合、繰り越された無料通信分が使えるのは、音声通話のみとなる。繰り越し期間は3カ月と、3キャリア中最も長いが、途中で料金プランを変更した場合、繰り越しが継続するかどうかは未定となっている。「サービス開始までに周知する予定」(KDDI)

 家族割に加入している場合、3カ月まで繰り越す「くりこし」コースか、従来通り余った通話料を家族間で分け合う「家族分け合い」コースかを選択する。なお、「ガク割」「スマイルハート割引」「シングルサービス」に加入のユーザーは対象にならない。

3キャリア出そろった繰り越し

 余った無料通信分を翌月に繰り越す「くりこし」サービスは、2000年11月にボーダフォン(当時のJ-フォン東日本)が導入し、先鞭を付けた。

 その後、ドコモが2003年11月に、繰り越し期間を2カ月に延長した「2カ月くりこし」を開始(9月2日の記事参照)。パケット料金についても繰り越しが行え、プラン変更を行った場合でも、繰り越しが継続するほか、2カ月経過してさらに余った無料通信分については家族で分け合えるなど、柔軟な施策を打ち出した。

 今回KDDIが打ち出した「3ヶ月くりこし」は、さらに繰り越し期間を延長したもの。ただしパケット料金の扱いが複雑なこと、家族での分け合いといずれか一方しか選べないといった点は注意が必要となる。

  KDDI ドコモ ボーダフォン
繰り越し期間 3カ月 2カ月 1カ月
パケット割引きの無料通信分 繰り越し不可 繰り越し可 繰り越し不可
繰り越し通信分のパケット適用 パケット割引き非加入の場合は可 可 可
家族間共有 繰り越しと併用は不可 繰り越し後共有 不可
料金プラン変更 未定 繰り越し継続 繰り越し分消滅

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