かなり小型軽量化+スマホ連携も強化──WiMAXルータ新モデル「AtermWM3800R」を“買い換え目線”で速攻チェック:“WiMAX Speed Wi-Fi”レビュー(1/3 ページ)

» 2013年01月30日 11時00分 公開
[島田純(撮影:矢野渉),ITmedia]

ボディが“カードサイズ”に小型軽量化

photo AtermWM3800R(ホワイト) いわゆるAT型番の単体発売時価格は1万8000円前後。WiMAXサービスと同時契約(UQ Flat年間パスポート契約など)時は4800円より購入できる

 NECアクセステクニカ製WiMAXルータの人気モデルが1年ぶりに刷新される。

 新たに登場する「AtermWM3800R」(以下、WM3800R)は、基本的な通信スペックは既存モデルのAtermWM3600R(以下、WM3600R)と同等に保ちながら、Androidスマートデバイス上のアプリから休止状態の復帰やスマートデバイスへのUSB給電に対応するなど、スマートフォン/タブレットとの連携強化と“カードサイズ”と同社がうたうほどの端末サイズの小型化、そして同社製のWiMAXルータ初の有機ELディスプレイが特長だ。

 まず驚くのが、ボディサイズの大幅な小型軽量化。特に奥行きサイズがWM3600Rの70ミリから52ミリと、指1本プラスαぶんほども小型化されており、実際に触れると「お、これは小さい」とスペック値以上の“ちっこさ”が感じられる。モバイルWi-Fiルータは機器を取り出して操作する機会こそスマートフォンと比べると少ないが、バッグに収納する/取り出す、機器を充電する、クレードルへ設置して利用する際など、機器に触れるあらゆる機会で前モデルより小型化され、より扱いやすくなっていることを実感できる。


photo カラーバリエーションは、ピンク、ブラック、ホワイトの3色で展開する
photophoto WM3600Rと比べると、体積比で約70%に小型化した。実際、手にすると「かなり小さいな」と感心してしまうほどである
photophoto サイズ感を比較 左からWM3500R、WM3600R、WM3800R(本機)となる 写真=右は、さらにアイ・オー・データ機器「WMX-GWMR」(左端)、ネットワークコンサルティング「Mobile Cube」(右端)も加えた

 モバイル機器の小型軽量化は基本的に大歓迎だ。ただ、小型化のためか内蔵バッテリーはWM3600Rの3.7ボルト/2500mAhから同2000mAhと80%の容量となり、連続通信時間のカタログ値もWM3600Rの10時間から、WM3800Rでは8時間へと短くなってしまった。

 もちろん、より長時間のバッテリー動作時間を望むか、ボディの小型軽量化を望むか。利用者によってニーズは異なるだろう。特にモバイルデータ通信/モバイルルータを初めて導入する層には、この小ささ/軽さが非常に魅力的で、大きな武器になる。ただ、WM3600Rが長時間のバッテリー動作性能と機能・性能・サイズ感のバランスのよさが人気を得た理由の1つだったこともあり、モバイルルータ利用者としては少なくともWM3600Rと同等、可能ならそれ以上の連続バッテリー動作時間を実現してほしかったと思う。これまでのWM3600Rユーザーがそのまま同じ使い方をすると、これまでより早くバッテリー切れになる可能性がある点は注意したい。

 とはいえ、搭載バッテリー容量こそ少なくなったが、休止状態での省電力性能が大きく向上しているのは見逃せない。

 休止時待機時間のカタログ値はWM3600Rの170時間からWM3800Rでは250時間(約10日)と、約150%の長時間化を果たしている。休止状態での消費電力を極力低く抑えるよう設計を変更することでこの値を実現したという。「通信を利用しない時は積極的に休止状態にしておく」という使い方を意識すれば、WM3600Rより実際の稼働時間は長時間化できそうである。

photophoto 本体前面は右上に各種状態表示のための有機ELディスプレイ、左に電源ボタンとディスプレイ表示切り替え/決定ボタンが備わる。表面パネルの付け替えにより、WM3600Rで追加された「ブルーガチャムク」モデルや、MVNOのオリジナルカラーモデルなど、特別カラー/柄のモデルの登場もありそうだ。裏面は初期SSIDと暗号化キーが記載される。バッテリーは内蔵型で、ユーザーレベルでの着脱/交換は行えない
photophoto 上面・底面はエラー時/初期化操作時に用いるリセットキーがある(クリップなど、細いもので押す)
photophoto 右側面には充電用USB Micro-AB端子とクレードル接続用端子、左側面にはストラップホールがある

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